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 2009年8月18日から23日にかけて、3回にわたって、フランスのパリにあるルーヴル美術館 (Musée du Louvre) を訪問してきました。

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ルーヴル美術館 (Musée du Louvre) とは?

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 ルーヴル美術館 (Musée du Louvre) の前身は、フランス王フィリップ2世が、要塞として12世紀に建設したルーヴル城です。その後、ルーヴル宮殿は、歴代フランス王の王宮として使用されていましたが、フランス革命下の憲法制定国民議会で、ルーヴル宮殿をフランスが保有する優れた美術品を展示する美術館として使用することが決定されました。

 ルーブル宮殿が美術館として正式に開館したのは、フランス革命後の1793年のことです。以後、王政復古でフランス王となったルイ18世、シャルル10世の統治時代、さらにはフランス第二帝政時代のときに、ルーヴル美術館の所蔵品はさらに増え続けました。なお、1980年代からの大ルーヴル改造計画によって登場したガラスのピラミッドは、今やパリを代表する景観となっています。

 現在、ルーヴル美術館は、質量ともに、世界最大のコレクションを誇る美術館の1つとなっています。

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ルーヴル美術館の館内案内

 ルーヴル美術館は、コの字型の宮殿が3つに分けられていて、それぞれ、ドゥノン翼 (Aile Denon)、シェリー翼 (Aile Sully)、リシュリュー翼 (Aile Richelieu) と名付けられています。この3つのセクションに囲まれるように中庭に建つのがガラスのピラミッドです。

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 ルーヴル美術館は、半地階 (Entresol)、1階 (Rez-de-chaussée)、2階 (1er étage)、3階 (2e étage) の4つのフロアで展示されています。そのそれぞれのフロアで、ドゥノン翼 (Aile Denon)、シェリー翼 (Aile Sully)、リシュリュー翼 (Aile Richelieu) の3つのセクションに分かれているというわけです。

 ルーヴル美術館の館内マップ (フロアマップ) は、以下の通りです。

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ルーヴル美術館の回り方

 広大なルーヴル美術館を回るという場合、以下の点に注意してみると、多少は効率よく回ることができるのではないかと考えています。
  1. パリ・ミュージアム・パス (Paris Museum Pass) を利用する。
  2. インフォメーション・センターで、日本語版、英語版、フランス版それぞれの館内マップ (フロアマップ) を受け取り、鑑賞したい作品を、どれか1つのマップにまとめる。
  3. 1回目は、「館内マップ (フロアマップ) やガイドブックで紹介されている有名な作品だけ」を重点的に鑑賞する。
  4. 2回目は、美術館全体を味わうため「美術館すべての場所 (展示室)」を早足で回る。その際に「自分の直感や感性」に従って、興味のあるエリア (展示室) をチェックしておく。
  5. 3回目以降は、前回チェックしておいたエリア (展示室) を中心にゆっくりと回り、自分の「感性」に従って鑑賞する。

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1. パリ・ミュージアム・パス (Paris Museum Pass) を利用する。

 ルーヴル美術館のほか、オルセー美術館、国立近代美術館など、パリに所在する美術館はほどんとカバーされているほか、凱旋門やノートルダム大聖堂などの見どころにも利用できる大変お得なカードです。また、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿にもこのパスで利用することができます。

 しかも、ルーヴル美術館やオルセー美術館などのような人気の美術館は、入場券売り場に長蛇の列ができていることが多いですが、このパスがあれば、窓口に並ぶ必要がありませんので、時間を有効に活用することができます。絶対オススメなカードであると思います。


2. インフォメーション・センターで、日本語版、英語版、フランス版それぞれの館内マップ (フロアマップ) を受け取り、鑑賞したい作品を、どれか1つのマップにまとめる

 現在は、日本語版、英語版、フランス版それぞれの館内マップ (フロアマップ) で紹介されている作品は同じであるように思いますが、私が訪問した当時 (2009年8月) の館内マップでは、日本語版、英語版、フランス版とで、紹介されている作品が異なっていました。

 私の経験上、言語が異なる館内マップによって紹介されている作品が異なっていることも少なくありませんので、日本語版の館内マップだけでなく、少なくとも、英語版と現地の言語の館内マップと見比べてみて、もし紹介されている作品が異なっているような場合には、鑑賞したい作品を、どれか1つのマップにまとめる方がいいと思います。

 また、地球の歩き方等のガイドブックで紹介されている作品と見比べてみて、館内マップで紹介されていない作品については、館内マップ (フロアマップ) に付け加えるといいのではないかと思います。

 なお、「どの言語の館内マップ (フロアマップ) にまとめたらよいのか」ですが、1) 現地の言葉の館内マップであると私が見にくい、2) 館内でスタッフの方に質問するという場合、日本語版の館内マップであると質問しにくい、ということを踏まえて、私は「英語版の館内マップ (フロアマップ) にまとめる」のがいいのではないかと考えています。


3. 1回目は、「館内マップ (フロアマップ) やガイドブックで紹介されている有名な作品だけ」を重点的に鑑賞する

 1回目の鑑賞ですが、「有名な作品を押さえる」という観点から、館内マップ (フロアマップ) やガイドブックで紹介されている有名な作品だけ」を重点的に鑑賞するといいのではないかと思います。


4. 2回目は、美術館全体を把握するため「美術館すべての場所 (展示室)」を早足で回る。その際に「自分の直感や感性」に従って、興味のあるエリア (展示室) をチェックしておく

 次に、2回目の鑑賞ですが、美術館全体を味わうため、「美術館すべての場所 (展示室)」を早足で回るといいのではないかと思います。その際に、ただ回るのではなく、「自分の直感や感性」に従って、興味のあるエリア (展示室) があれば、そのエリアをチェックしておくといいのではないかと思います。


5. 3回目以降は、前回チェックしておいたエリア (展示室) を中心にゆっくりと回り、自分の「感性」に従って鑑賞する

 3回目以降の鑑賞については、自らの「感性」を重視して、自分の感性に従って作品を鑑賞するといいのではないかと思います。

 以上のような鑑賞をすれば、1) 有名どころの作品を見逃すこともなく、2) すべての作品を鑑賞することもでき、3) 自らの「感性」に従った鑑賞もできるということで、かなり満足感の高い鑑賞ができるのではないかと考えますが、いかがでしょうか?

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お時間がないという方のための、ルーヴル美術館のオススメ見学コース

 広大なルーヴル美術館を効率よく回るために、ルーヴル美術館の「ウェブサイト」では、「ダ・ヴィンチ・コード」「食にまつわる美術」「ギャロップで行こう」「ルーヴルに暮らす:王宮を訪ねて」などのテーマ別に見学コースを紹介していますが、もっとも人気のあるテーマの見学コースは、「ルーヴル美術館の傑作」の見学コースであると思います。

 ちなみに、「ルーヴル美術館の傑作」の見学コースは、以下のコースです。所要時間1時間30分の見学コースとなっていますので、お時間がない場合には参考にしてみてください。
  1. フィリップ・オーギュストとシャルル五世治世下のルーヴル宮の壕の遺跡
  2. タニスの大スフィンクス
  3. 《アフロディーテ》、通称《ミロのヴィーナス》
  4. 《サモトラケのニケ》
  5. 《ホラティウス兄弟の誓い》
  6. 《ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠》
  7. 《オダリスク》、通称《グランド・オダリスク》
  8. 《カナの婚宴》
  9. 《フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リザ・ゲラルディーニの肖像》
  10. 《メデューズ号の筏》
  11. ドラクロワ《1830年7月28日:民衆を導く自由の女神》
  12. 《囚人》
 以下では、半地階 (Entresol)、1階 (Rez-de-chaussée)、2階 (1er étage)、3階 (2e étage) の4つのフロアごとに、オススメ作品を紹介したいと思います。

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半地階 (entresol) のオススメ作品


マルリーの馬 (ギヨーム・クストゥ1世) (マルリーの中庭)

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1階 (Rez-de-chaussée) のオススメ作品


ハムラビ法典 (展示室 227)

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瀕死の奴隷/ミケランジェロ (展示室 403)

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ミロのヴィーナス (展示室 346)

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その他のオススメ作品 (写真はありません)
  • ラムセス2世像 (展示室 324)
  • 書記坐像 (展示室 635)

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2階 (1er étage) のオススメ作品

<ドゥノン翼/Denon>

サモトラケのニケ (展示室 703)

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6人の天使に囲まれた荘厳の聖母 (チマブーエ) (展示室 708)

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聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ (ラファエッロ) (展示室 710, 712, 716)

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モナ・リザ(フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像)(レオナルド・ダ・ヴィンチ) (展示室 711)

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カナの婚礼 (ヴェロネーゼ) (展示室 711)

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四季 (アルチンボルド) (展示室 712)

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聖母の死 (カラヴァッジョ) (展示室710, 712, 716)

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ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠 (ダヴィッド) (展示室 702)

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民衆を導く自由の女神 (ドラクロワ) (展示室 700)

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メデューズ号の筏 (ジェリコー) (展示室 700)

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詩的な世界 (ティツィアーノ) (展示室 711)

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<リシュリュー翼>

ナポレオン3世の居室 (展示室 544)

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その他、個人的に気になった作品

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3階 (2e étage) のオススメ作品


自画像 (デューラー) (展示室 815−816)

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ジャン2世肖像

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ピエロ (旧称ジル) (ジャン=アントワーヌ・ヴァトー) (展示室)

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ヴィルヌーヴ=レ=ザヴィニョンのピエタ (アンゲラン・カルトン) (展示室833)

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メディシスの間

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天文学者 (フェルメール) (展示室)

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宰相ロランの聖母 (ヤン・ファン・エイク) (展示室 )

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その他のオススメ作品 (写真はありません)
  • ダイヤのエースを持ついかさま師 (ジョルジュ・ド・ラ・トゥール) (展示室910)
  • 灯火の前の聖マドレーヌ (ジョルジュ・ド・ラ・トゥール) (展示室910)
  • マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸(「マリー・ド・メディシスの生涯」より)(ルーベンス) (展示室801)
  • レースを編む女 (フェルメール) (展示室)
  • トルコ風呂 (アングル) (展示室940)

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もう一度ぜひ訪問したいルーヴル美術館!!

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 私がルーヴル美術館を訪問したのは2009年8月のことです。実は、初めてプライベートで (仕事抜きで) 海外旅行をしたのがこの時です。最初の海外旅行先として、真っ先に頭に浮かんだのが、ルーヴル美術館とオルセー美術館のあるフランス・パリだったというわけです。

 しかし、このときは、ほぼ初めての海外旅行であったというほか、まだ世界遺産のこともまったく知らなかったということもあり、今にして思えば、不十分であったと感じることも少なくありません。

 私の基本的な海外旅行の方針としては、すでに訪問したことのある場所は訪問しない、訪問するのであれば、まだ訪問したことのない場所を優先するということがあるのですが、パリにつきましては、近い将来、できましたら再訪したいと考えているところです。

Best wishes to you !


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