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 2011年3月26日は、メリダ (Merida) からパレンケ (Palenque) に移動したのですが、その途中で、メキシコの世界遺産「古代都市ウシュマル」(Pre-Hispanic Town of Uxmal) のある「ウシュマル遺跡」(Uxmal) に立ち寄ってきました。

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ウシュマル遺跡 (Uxmal) とは?

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 メキシコのユカタン半島のジャングルに囲まれた場所に位置する「ウシュマル遺跡」(Uxmal) は、古典期後期から後古典期に繁栄したマヤ文明の都市遺跡の1つです。

 この地は、7世紀から10世紀頃に繁栄し、周辺における政治・経済の中心地となり、最盛期の人口は約2万5000人に達していたそうです。

 ウシュマル遺跡の建築群は、マヤ文化のオリジナル色が濃い建築様式である「プウク様式」で建築されています。プウク様式は、平屋根が水平な稜線となっているほか、建築物の壁一面に彫刻を施した石を組み合わせ、複雑な幾何学模様のモザイクや蛇など、数々のモチーフで装飾されているという特徴があります。

 ウシュマル遺跡で有名な建物としては、一晩で完成したと伝えられる「魔法使いのプラミッド」(Piramide del Adivino) のほか、プウク様式の傑作とされる「総督の館」(Palacio del Gobernador) や「尼僧院」(Cuadrangulo de las Monjas)、「鳩の家」(El Palomar) などがあります。

 ウシュマル遺跡は、「古代都市ウシュマル」(Pre-Hispanic Town of Uxmal) として、1996年にユネスコの世界遺産(文化遺産) に登録されました。

【参考文献】
 世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典<下>』(世界遺産アカデミー、2012年)
 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 メキシコ '11〜12』(ダイヤモンド社、2010年)
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魔法使いのピラミッド (Piramide del Adivino)

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  • 「魔法使いのピラミッド」(Piramide del Adivino) は、小人が一夜のうちに創り上げたという伝説から「魔法使い」という名称が付けられていますが、実際には、8世紀から11世紀にかけての300年もの間に5つの神殿を順番に創り上げられたものだそうです。
  • この高さ38mの巨大な建築物は、マヤ遺跡としては珍しく小判形の石組みで造られ、側面部が丸みを帯びています。
  • 正面の尼僧院側の階段には、雨神チャックの奇怪な顔が頂上まで続いています。
  • 118段の階段の上には神殿があり、壁一面は精密なモザイクで埋め尽くされているようですが、残念ながら、この神殿への階段を登ることはできませんでした。

尼僧院 (Cuadrangulo de las Monjas)

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  • 魔法使いのピラミッドの西側にあるこの建物は、広大な中庭を4つの矩形の建物が取り囲む構成になっていて、それぞれの建物が多くの小部屋を持つことから「尼僧院」(Cuadrangulo de las Monjas) と名付けられたそうです。
  • 内部の天井は、すべてプウクの特徴であるマヤ・アーチで造られています。
  • 外壁には切り石をはめ込んだモザイクと蛇神ククルカン、雨神チャックなどのレリーフが施されています。

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球戯場 (Juego de Pelota)

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  • 球戯場 (Juego de Pelota) は、尼僧院南側のアーチをくぐって、総督の宮殿へ向かう途中にあります。
  • 石壁は破損がひどいものがありますが、中央の石の輪にはレリーフが残されています。
  • 宗教的な意味合いが強かった球戯は、手が使えず、この石の輪に球を打ち込むことができると勝ちとなるルールだったようです。

総督の宮殿 (Palacio del Gobernador)

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  • 壮麗に飾られた外壁と、建物の中央に大きなアーチを持つ、マヤ建築の中でもっとも調和の取れた建築物の1つですが、この気品のある外観から「総督の宮殿」(Palacio del Gobernador) と名付けられたそうです。
  • 建物は、横180m、縦153m、高さ12mのテラスを基壇として、その上にさらに3層のテラスが重なっており、建物の内部には、横18m、奥行き5mの大部屋をはじめとして、たくさんの部屋が造られています。
  • 東側の正面には、石造りの格子文様、雷文、チャックの顔、頭飾りを付けた人物像など、2万個以上の切り石が利用されています。

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グラン・ピラミッド (La Gran Piramide)

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  • グラン・ピラミッド (La Gran Piramide) は、上部にレリーフが施されている高さ32mの大神殿です。
  • ウシュマル遺跡の中でもっとも高い位置にあるため、上からの眺めはとてもいいものがあります (2枚目の写真) が、高所恐怖症の私としては、かなり辛いものがありました。

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鳩の家 (El Palomar)

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  • グラン・ピラミッドのさらに西にある、上部に鳩の巣のような格子窓が付いた建築物で、丘の上に見事な壁だけが残されています。
  • ただし、どのような役割を持つ建物であるのかは、現在のところまったく不明のようです。

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マヤ文化のオリジナルの建築様式であるプウク様式が特徴的な「ウシュマル遺跡」も、マヤ文明に興味がある方は必見!!

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 メキシコの世界遺産「古代都市ウシュマル」(Pre-Hispanic Town of Uxmal) は、マヤ文化のオリジナルの建築様式であるプウク様式を見ることができる貴重な遺跡であり、マヤ文明に興味がある人は必見の遺跡であると思います。チチェン・イッツァ遺跡からもさほど離れている訳でもありませんので、チチェン・イッツァ遺跡を訪問した際には、ウシュマル遺跡にもぜひ足を運んでみてください。

Best wishes to you !!


【参考文献】
 世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典<下>』(世界遺産アカデミー、2012年)
 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 メキシコ '11〜12』(ダイヤモンド社、2010年)


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