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 2011年3月29日は、カンクン (Cancun) からメキシコ・シティ (Mexico City) に移動した後、国立人類学博物館 (Museo Nacional de Antropología) を訪問してきました。

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メキシコ国立人類学博物館 (Museo Nacional de Antropología) とは?

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 メキシコ国立人類学博物館 (Museo Nacional de Antropología) は、世界有数の規模と内容を誇る博物館で、テオティワカン、マヤ、アステカなどの遺跡から、永遠に保存すべき発掘品を選りすぐって展示している博物館です。

 ちなみに、メキシコの各地に点在する遺跡の重要な壁画や石像などは、現地の神殿内ではなく、全てこの国立人類学博物館に集められ、展示されています。

 メキシコ国立人類学博物館は、考古学のエリアと民俗学のエリアに分かれており、1階が考古学のエリアで、2階が民俗学のエリアとなっております。メインは考古学のエリアで、実際に考古学のエリアの方が充実していると思います。
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 メインとなる1階の考古学のフロアは、以下12の部屋から成り立っています。
  1. 先住民文化 (第1室)
  2. 人類学入門 (第2室)
  3. アメリカの起源 (第3室)
  4. 先古典期 (第4室)
  5. テオティワカン (第5室)
  6. トルテカ (第6室)
  7. メヒカ (アステカ) (第7室)
  8. オアハカ (第8室)
  9. メキシコ湾岸 (第9室)
  10. マヤ (第10室)
  11. 西部 (第11室)
  12. 北部 (第12室)
 以下では、メキシコ国立人類学博物館における主要な展示物について、ご紹介いたします。

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テオティワカン (Teotihuacan) (第5室)

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  • 第5室「テオティワカン」では、実物大に復元された巨大なケツァルコアトル神殿 (レプリカ) や、月のピラミッドの前に建っていた雨の神チャルティトゥリクエの巨大像 (オリジナル) などが置かれています。
  • 上記の写真は、ケツァルコアトル神殿のレプリカです。

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トルテカ (Tolteca) (第6室)

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  • 第6室「トルテカ」では、「カカシュトラの壁画」(1枚目と2枚目の写真) や、トルテカ文明の中心地として繁栄したトゥーラ遺跡の「戦士像」(3枚目の写真) などが展示されています。

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メヒカ (アステカ) (Mexica (Azteca)) (第7室)

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  • 第7室「メヒカ (アステカ)」は、中央部の広いフロアに配置されており、この博物館の最大の見どころとなっています。
  • この第7室の最大の見どころは、巨大な石に彫り込まれたアステカの暦を図式化した「太陽の石」(アステカ・カレンダー) です (2枚目の写真)。
  • 直径3.6mの円盤には、中央の太陽神の周りに、複雑なモチーフが幾重にも巡らされています。
  • 太陽神の周りにある4つの四角形に囲まれた文様は、宇宙が今まで経てきた4つの時代が示されているそうです。各時代ごとに新しい太陽が生まれ、滅ぶとされ、現在は、中央にある5番目の「太陽トナティウ」の時代だそうです。
  • 暦は、さらに細かいモチーフの組み合わせにより、20日を1ヵ月とする1年18ヵ月に分けられ、それにプラス「空の5日間」があり、ちょうど1年365日となるように計算されているそうです。
  • アステカ人は、このカレンダーをもとに、正確な農耕暦に従って労働し、その節目ごとに血の生贄を伴う祭事を行なっていたそうです。
  • 永遠の時を刻む象徴的な記念碑である「太陽の石」は、アステカ帝国崩壊後、メキシコ・シティの中央広場付近に捨てられました。その後、この聖石をインディヘナの人々が礼拝する様子を見て、メキシコの大司教の命令で地中に埋められてしまったものの、1790年に再び発見されたそうです。
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  • 第7室のホールの東側では、アステカ人が敬った神々の石像も陳列されていますが、とりわけ有名なのは「コアトリクエ像」です (上記の写真)。
  • 腹部にある切り落とされた首から、2匹の蛇となって血が流れ落ちている「コアトリクエ」は、大地の女神であり、死の神であり、他の神々を生んだ母なる神とされています。
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  • 第7室では「テノチティトランの復元模型」も展示されています (上記の写真)。
  • テノチティトランの鳥瞰図には、かつてこの都市が湖に浮かぶ島だった頃の景色が描かれています。

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オアハカ (Oaxaca) (第8室)

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  • 第8室「オアハカ」では、オアハカ地方で繁栄したモンテ・アルバン遺跡とミトラ遺跡の出土品が展示されています。
  • モンテ・アルバンの都市国家を築いたサボテコ人は、やがてその地を放棄し、ミトラ遺跡を残したわけですが、モンテ・アルバンは、それ以降、ミステコ人の埋葬の場となりました。
  • 第7室最大の見どころは、捕虜の拷問や死体が描かれていると言われる「踊る人のレリーフ」です (2枚目の写真)。
  • また、墳墓から発見されたミステコ人の金銀細工も必見です (1枚目の写真)。

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メキシコ湾岸 (Golfo de Mexico) (第9室)

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  • 第9室「メキシコ湾岸」は、メキシコ古代文明の母とも言われるオルメカ文明を紹介する部屋です。
  • この第9室の最大の見どころは「オルメカの巨大人頭像」です (上記の写真)。

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マヤ (Maya) (第10室)

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  • 第10室「マヤ」の最大の見どころは、地下にあるパレンケの王墓の展示です。
  • 碑文の神殿の地下王墓が実物大で復元され、発見された埋蔵品が保管されています (1枚目と2枚目の写真は、パレンケの碑文の神殿から発見されたパカル王のヒスイの仮面です)。ちなみに、パレンケの神殿は、地下に墓が造られ、エジプトのピラミッドと同じ構造となっていました。
  • また、第10室では、チチェン・イッツァ遺跡のチャクモール像も展示されています (3枚目の写真)。
【参考記事】
 「マヤ文明の古典期後期を代表する「パレンケ遺跡」は、オススメの古代遺跡!!

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民俗学のフロア (2階)

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  • 2階では、現在に生きる各地の先住民を、それぞれの部族単位で衣食住から宗教、文化まで総合的に紹介されています。
  • 上記の写真は、当時の民家を再現した展示物の写真です。

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メキシコ・シティに滞在するのであれば、国立人類学博物館を訪問するのはマストだと思います!!

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 見出しの通り、メキシコ・シティに滞在するのであれば、国立人類学博物館 (Museo Nacional de Antropología) を訪問するのはマストだと思います。とりわけ、テオティワカン、マヤ、アステカなどの古代文明に興味がある方にとっては、メキシコ国立人類学博物館は、絶対に見逃せない、必見の博物館であると思います。

 なお、できるのであれば、まずは、メキシコ各地に混在している現地の遺跡 (テオティワカン、チチェン・イッツァ、パレンケ等) を訪問した後に、この国立人類学博物館を訪問すると、おさらいにもなって理解も深まるのではないかと思います。

 メキシコの各地に点在する遺跡から出土された重要な壁画や石像などは、現地の神殿内ではなく、全てこの国立人類学博物館に集められ、展示されていますし、とても見応えのある博物館であると思います。

 メキシコ・シティに滞在する機会に恵まれた際には、ぜひ国立人類学博物館 (Museo Nacional de Antropología) を訪問してみてください。オススメです。

Best wishes to you !!

【参考文献】
 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 メキシコ '11〜12』(ダイヤモンド社、2010年)


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