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 メキシコ旅行を踏まえまして、以下では「メキシコでドライブ旅行をするうえでの注意点」をいくつかあげておきたいと思います。

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メキシコでは、基本的には、レンタカーなど車を利用してのドライブ旅行はおすすめしません!!

 私は、カンクンでレンタカーを借りて、チチェン・イッツァ遺跡、ウシュマル遺跡、パレンケ遺跡、カラクムル遺跡、トゥルム遺跡などを車で訪問するなど、車でユカタン半島をほぼ一周した訳ですが、実際にメキシコをドライブ旅行した実感として、他の方にはメキシコでのドライブ旅行はおすすめできません。

 メキシコでは、レンタカーなど車を利用してのドライブ旅行をオススメしない理由は、以下の通りです。
  1. レンタカーを借りるときに「地図」なども渡されず、「地球の歩き方」に載っていた大雑把な地図だけを頼りにドライブする羽目となってしまいました。
  2. アメリカに住んでいた時の感覚で、高速道路の出入口には多くのガソリンスタンドがあるものであると思い込んでいたことも原因の1つですが、メキシコでは、ガソリンスタンドがほとんどなく、チチェン・イッツァ遺跡に行く途中では、危うくガス欠になるところでした。
  3. メキシコの街中では、おそらく麻薬取り締まりのための検問をしていて、全ての車を止めて検査するわけではありませんが、明らかな東洋人の顔をした者 (私のことです) が1人で運転している場合にはほぼ100%停車させられ、車の中を全てチェックされました。
  4. しかも、メキシコでは英語がほとんど通じず、かといって私はスペイン語が喋れるわけではないので、身振り手振りで説明するなどしたため、検問をクリアするのにかなりの時間がかかってしまいました。
  5. 以上のような街中での検問が、1日に少なくとも1回、多い時で1日に3回引っかかったことがありました。
  6. 場所によっては、あまり整備されていない狭いところを運転することもあり、危険度が高いと感じました。とりわけ、カラクムル遺跡は幹線道路 (186号線) から狭い道を片道60kmほど進んだところに遺跡があるのですが、その道が曲りくねった山道で見通しが悪いほか、車1台ほどしか通れないようなほど本当に狭く、それにもかかわらず、反対側から対向車が来ることもあるあったため、カラクムル遺跡へは車で訪問することはおすすめしません。
 以上のように、メキシコではとても車を利用してもドライブ旅行はおすすめしませんが、それでもレンタカーを利用してドライブ旅行をしたいという場合の注意点をいくつかあげておきたいと思います。

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詳細なマップを事前に準備しておく方がいいと思います。

 アメリカではレンタカーを利用した際にマップをもらうことができた (仮にマップをもらえなかったとしても、いたるところにある AAA (日本でいうJAFのようなところ) に行けば、無料でマップが手に入ることができた) という記憶があり、レンタカーを借りるという場合、レンタカー会社でマップをもらえるものであるとばかり思い込んでいました。

 しかし、メキシコではレンタカー会社でマップをもらうことができず、地球の歩き方に載っている地図だけを頼りに移動したわけですが、とりわけ、街中で移動するという際に、地球の歩き方に載っている地図では大雑把すぎて、お手上げ状態でした。

 結局、街中で歩いている人に道を尋ねて教えてもらうことで、何とか目的地にたどり着くことができたわけですが、必ずしも英語が通じるわけではありませんので、場合によっては四苦八苦することもありました。

 もっとも、メキシコ人の方に教えていただいた道案内ですが、「あと○○km 先を右に曲がるといい」など、その距離 (○○km) を移動すると本当に右折路があるなど、距離の正確性 (距離の感覚) にびっくりしましたし、本当に親切に教えていただきましたが・・・・・。

 以上を踏まえますと、メキシコでドライブ旅行をすることを考えているという場合には、事前に詳細なマップを準備して持参する方がいいと思います。

 もっとも、私がメキシコを訪問したのは2011年3月のことですので、当時と現在は異なり、スマホのグーグルマップなどを利用してのカーナビを利用することができるかもしれません (が、ご確認いただければ幸いです)。

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余裕を持って、早め早めにガソリンを入れておくこと!!

 私は、カンクンからチチェン・イッツァ遺跡まで高速道路で移動しているときに、危うくガス欠になるところでした。

 アメリカで1年滞在したことのある私は、メキシコもアメリカと同じようなものであろう、すなわち、高速道路の入口のところには当然ガソリンスタンドがあるだろうから、高速道路に入るときにガソリンを入れればいいであろうと考えていました。

 ところが、高速道路の入口のところでガソリンスタンドを見つけることができず、結局、ガソリンを入れることなく高速道路に入ったわけですが、それでも、そのうちガソリンスタンドを見つけることができるであろうと安易に考えていました。

 しかし、車をいくら走らせても全くガソリンスタンドが現れる気配すらなく、そのうちガス欠が近づいていることを知らせる警告音が激しく鳴り続けるようになりました。

 警告音が激しく鳴ることが30分くらい続きましたでしょうか。本当に諦めかけたときに料金所にたどり着くことができました。料金所がこれほど嬉しかったことは今まで一度もありませんでした。

 結局、料金所の方に「ガス欠なので、ガソリンを売って欲しい。お金はいくらでも払います」と泣きつき、何とか事なきを得たのですが、この時は本当に焦りました。

 その時以降は、ガソリンのメーターが半分以下になったらガソリンを入れるようにしたのですが、皆さんも、もしメキシコでドライブ旅行をしようという場合には、余裕を持って、早め早めにガソリンを入れるようにしてください。

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検問に引っかかることは覚悟するとともに、多少のスペイン語での想定問答集を用意しておくといいかも!!

 メキシコで東洋人の顔をしている者が運転をしていたらかなり目立ちますので、街中で検問をしているというときに、東洋人の顔をしている者はほぼ100%停車させられると思います。

 すなわち、街中で検問をしているという場合、東洋人の顔をした者が検問に引っかかることを避けることはほぼ不可能であると思いますので、検問で引っかかる (停車させられ、荷物のチェックを受ける) ことは避けられないと思います。

 とすると、検問に引っかかったときにできる限り早く検問を終わらせるにはどうすれば良いのかを考える方がいいと思います。その際に多少は役立つのではないかと思われるのが「スペイン語での想定問答集」を用意しておくことです。

 メキシコでは、カンクンやメキシコ・シティなどの観光地を除いて、ほぼ英語は通じませんでした。街中で行われている検問でも、英語はほとんど通じなかったわけですが、その結果として、意思を伝えるのにかなりの時間がかかってしまいました。

 しかし、事前にスペイン語での想定問答集を準備しておけば、検問の時間を短縮できるのではないかと思います。ちなみに、事前に準備しておくスペイン語は、以下のようなものでしょうか?
  • 私は、日本人です。
  • メキシコでドライブをしている理由 (例、マヤ文明に興味があり、チチェン・イッツァ遺跡、ウシュマル遺跡、パレンケ遺跡、カラクムル遺跡、トゥルム遺跡など訪問するため等)
  • 自由に荷物をチェックしてください。
以上、ご参考までに。

Best wishes to you !!


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