今日 (2018年2月5日) は、取引時間中に一時1,500ドルを上回る大幅な下落となるなど、NYダウ史上最大の下げ幅である1,175.21ドル安の2万4,345.75ドルで取引を終えました。ちなみに、先週末の金曜日 (2月2日) も、前日終値比665.75ドル安の2万5520.96ドルで終了していましたので、2日続けての大幅下落となります。

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 ここまで株価が下がった理由ですが、米国の長期金利上昇によって「配当利回り(2.2%)<10年金利(2.7-2.8%)」が顕著になったことで株式の魅力が低下し、相対的に運用リスクの高い株式から大量の資金が流出したためです。

 私は、いわゆる高配当のディフェンシブ銘柄を中心に投資しているわけですが、米国の長期金利上昇によって、これまで高配当銘柄に流れていたお金がとりわけ流出しやすくなっています。とはいえ、たった2日でここまで下がるとは思いませんでしたので、ちょっとびっくりしました。

 私は、ある銘柄で、まず成約することはないであろうという値で指値をしていたのですが、本日、いつの間にかあっさりと成約していました。昨日の時点で、かなり下落することは予想できたところで、指値の値をもっと低くしておくべきでした。

 一方、株価が下がったということは、待ちに待った「買い場」がようやく到来したとも思うのですが、戦略を練る前に、いつの間にか成約してしまったため、ちょっとお金がなくなってしまいました。もう一度「長期的に資金をどのように投入するかの戦略」を練り直す必要がありそうです。

 本日は、たったの数日でこれほど下落する危険が株にはあるということを改めて痛感させられました。今回の下落は、将来、必ず訪れるであろう「暴落」に対してどのような心構えが求められるのかについて、いいシミュレーションになりました。

 なお、ダウ平均はこれまで一貫して過去最高値を更新してきましたが、ここにきてようやく「調整」が入りそうな気配です。とはいえ、米国の経済指標は悪くありませんので、おそらく、今回の下落は「暴落」とまではいえず、「調整」にとどまるのではないかと予想しているところです。

 200日移動平均線の2万2721ドルあたりまでは下落しても、その後は回復するのではないかと予想するところですが、2万2721ドルを大幅に下回るようであれば、いよいよ「暴落」が近づいているのかもしれません。どのように転んでもいいように、金銭的あるいは精神的な「備え」だけはしておきたいと考えているところです。


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