先日、読者様から、私のブログの記事を丸ごとパクっているサイトがある旨のご連絡をいただきました。
そのため、ブログの更新を中断して、どのように対応すべきかについて検討するとともに、実際に1つ対応を実践したのですが、本日 (3月28日)、1つの区切りがつきました (Googleに著作権侵害の申立てをして、すべて承認されました) ので、ブログを再開したいと考えています。
まず、ご連絡をいただきました読者様には、この場をお借りいたしまして、心より厚く御礼申し上げます。また、近年、著作権侵害の申立てが急増しているにもかかわらず、迅速にご対応いただきました Google 様にも、心より厚く御礼申し上げます。
スポンサーリンク
今回参考にさせていただいたサイトは、以下のサイトです。
スポンサーリンク
証拠を残すという場合、一昔前は Web魚拓というツールが主流だったようですが、現在は有料化してしまいました。そこで、私は、Archive.jpという魚拓ツールを利用して、証拠を残しました。
しかし、多くの場合 (特に、確信犯の場合)、あえて連絡先等をサイトに記載せず、本人と連絡を取ることができない場合も少なくないと思います。今回のケースも、パクリサイトにお問い合わせフォームなどなく、本人と連絡を取ることはできませんでした。
そこで、ブログ記事を書くことによってパクリサイトの管理者にメッセージを送ることも考えたのですが、1) パクリサイトが、1月20日以降の記事の全てを丸ごとパクっていること、2) お問い合わせフォームを設置しないなど、あえて本人と連絡を取ることができないようにしていること、などを踏まえると「確信犯」である可能性が高いと考えたほか、3) まずは「Google に著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらう」ことを優先する方がいいであろうと考えた次第です。
Google に著作権侵害の申し立てをする手順につきましては、みくにまるさんのブログ記事「【文章転載も対応】Googleに著作権侵害を申し立て無断転載サイトを検索結果から除外する方法を画像付きで解説!!」をご参照いただければ幸いです。
別の誰かがすでに Google Adsense の「ポリシー違反」の報告をしていただいたのか、あるいは、グーグルさんが自ら発見して削除していただいたようです。
スポンサーリンク
パクリサイトが独自ドメインであったこともあり、なかなかレンタルサーバー運営会社がわからなかったのですが、色々と調べた結果、なんとかパクリサイトの運営者のipアドレスおよび、レンタルサーバーを突き止めることができました。
当初は、Google さんに著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらうということで十分なのかなぁという気もしていたのですが、この記事を公表した後 (3月29日)、以下の記事を発見し、やはりきちんと対応する方がいいのかなぁと考え直すようになりました。
Google さんに著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらうだけでは、当該パクリサイトはまだ存在したままということになりますので、サイトごとインターネット上から消えていただくためには、レンタルサーバー運営企業に「著作物等の送信を防止する措置の申出について」と「発信者情報開示請求書」を送付 (郵送) するなどして、きちんと対応する方がいいのかなぁと考え直すようになりました。
ちなみに、「著作物等の送信を防止する措置の申出について」を送付することで、パクリ記事 (ひいてはパクリサイト全体) を削除していただける可能性が高くなると思います。
また、「発信者情報開示請求書」を送付することで、パクリサイトの発信者の名前、住所、連絡先を特定する作業になります。これらパクリサイトの発信者の個人情報を開示していただくことによって、その後の損害賠償等の手続きに進むこともできます。また、この開示請求はパクリサイトの運営者に情報が行きますので、こちらの本気度が伝わって抑止力にもなるようです。
レンタルサーバー運営企業に、具体的に「著作物等の送信を防止する措置の申出について」と「発信者情報開示請求書」を送付 (郵送) する方法等につきましては、上記に挙げました2つのサイトをご参照ください。
なお、レンタルサーバー運営企業に報告する対策につきましては、パソコン修理のエヌシステムさんの「ブログ運営企業に著作権侵害を通報してパクリ記事を削除してもらう方法」もご参照ください。
その際には、写真家 有賀正博さんのブログ記事「NAVERまとめのライターに無断転載の損害賠償を支払っていただいた件」が参考になりそうです。
ただし、今回このような問題を体験することができましたので、この経験を今後に活かしていければと考えているところです。ただ、とても疲れました。
Best wishes to you !!
そのため、ブログの更新を中断して、どのように対応すべきかについて検討するとともに、実際に1つ対応を実践したのですが、本日 (3月28日)、1つの区切りがつきました (Googleに著作権侵害の申立てをして、すべて承認されました) ので、ブログを再開したいと考えています。
まず、ご連絡をいただきました読者様には、この場をお借りいたしまして、心より厚く御礼申し上げます。また、近年、著作権侵害の申立てが急増しているにもかかわらず、迅速にご対応いただきました Google 様にも、心より厚く御礼申し上げます。
スポンサーリンク
パクリサイト
私のブログの記事をパクった「パクリサイト」は、以下のサイトです。- 「ジャーニーズ 国内・国外へ旅するジャーニーへ」(http://journey-s.info/)
パクリサイトへの対応について参考とさせていただいたオススメサイト
ブログの記事がパクられるという経験は初めての経験でしたので、どう対処したらよいのかわからず、まずは、ブログの更新を中断し、どのように対処すべきかについて、いろいろと情報を集めることとしました。今回参考にさせていただいたサイトは、以下のサイトです。
- 「パクリブログに記事を無断転載・盗用されて著作権を侵害された場合の対応策まとめ」
- 「【文章転載も対応】Googleに著作権侵害を申し立て無断転載サイトを検索結果から除外する方法を画像付きで解説!!」
- 「ブログ記事をパクられた場合の対応とその結果」
- 「ブログ運営企業に著作権侵害を通報してパクリ記事を削除してもらう方法」
- 「NAVERまとめのライターに無断転載の損害賠償を支払っていただいた件」
- 「ブログをパクリ・コピーされたときはDMCAではなく「著作物等の送信を防止する措置の申出」を」
- 「ブログ記事が剽窃された時の対応まとめ」
パクリサイトに対する対応策
パクリサイトに対する対応策としては、以下のような方法が考えられるかと思います。- 魚拓ツールを利用して、証拠を残す。
- パクリサイトの管理者へ指摘・抗議する。
- Google Adsense のサイト認証を行う。
- Google に著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらう。
- Google に Google Adsense の「ポリシー違反」の報告をする。
- パクられた画像を差し替える。
- レンタルサーバー運営企業に著作権侵害を申し立てて (「著作物等の送信を防止する措置の申出」や「発信者情報開示請求書」を請求する)、パクリ記事を削除してもらう。
- パクリ記事の公開差止めを請求したり、場合によっては、損害賠償を請求したり、刑事告訴をする。
スポンサーリンク
魚拓ツールを利用して、証拠を残す。
とりわけ「7. レンタルサーバー運営企業に著作権侵害を申し立てて、パクリ記事を削除してもらう。」、あるいは、「8. パクリ記事の公開差止めを請求したり、場合によっては、損害賠償を請求したり、刑事告訴をする。」ということを考えている場合には、証拠を残しておく必要がありそうです。証拠を残すという場合、一昔前は Web魚拓というツールが主流だったようですが、現在は有料化してしまいました。そこで、私は、Archive.jpという魚拓ツールを利用して、証拠を残しました。
- 利用した魚拓サービス:http://archive.is/
- 採取したパクリサイトの魚拓:http://archive.is/1THed、http://archive.is/K06ji、http://archive.is/1oXp2、http://archive.is/eEPuH
パクリサイトの管理者へ指摘・抗議する。
パクリサイトにお問い合わせフォームがあるなど、本人との連絡が取れるという場合には、パクリサイトの管理者である本人に指摘・抗議するという方法もあると思います。しかし、多くの場合 (特に、確信犯の場合)、あえて連絡先等をサイトに記載せず、本人と連絡を取ることができない場合も少なくないと思います。今回のケースも、パクリサイトにお問い合わせフォームなどなく、本人と連絡を取ることはできませんでした。
そこで、ブログ記事を書くことによってパクリサイトの管理者にメッセージを送ることも考えたのですが、1) パクリサイトが、1月20日以降の記事の全てを丸ごとパクっていること、2) お問い合わせフォームを設置しないなど、あえて本人と連絡を取ることができないようにしていること、などを踏まえると「確信犯」である可能性が高いと考えたほか、3) まずは「Google に著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらう」ことを優先する方がいいであろうと考えた次第です。
Google に著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらう。
今回、読者様からアドバイスをいただいたこともあり、私が実際に実践した対応です。Google に著作権侵害の申し立てをする手順につきましては、みくにまるさんのブログ記事「【文章転載も対応】Googleに著作権侵害を申し立て無断転載サイトを検索結果から除外する方法を画像付きで解説!!」をご参照いただければ幸いです。
Google に Google Adsense の「ポリシー違反」の報告をする。
今回、まずこの方法で対応しようと考えていたところですが、私がパクリサイトを初めて確認したときには、すでに「Google Adsense」と思われる広告が削除されていました。別の誰かがすでに Google Adsense の「ポリシー違反」の報告をしていただいたのか、あるいは、グーグルさんが自ら発見して削除していただいたようです。
パクられた画像を差し替える。
画像直リンクによる盗用に対しては、.htaccessを使って画像を差し替えることができることを、今回初めて知りました。なかなか有効な対策であると思いますので、気が向きましたら、この対策も実践してみたいと考えています。スポンサーリンク
【オススメ】レンタルサーバー運営企業に著作権侵害を申し立てて (「著作物等の送信を防止する措置の申出」や「発信者情報開示請求書」を請求する)、パクリ記事を削除してもらう。
おそらく、この方法が一番有効な方法です。具体的には、以下の対応を行うということになります。- 「著作物等の送信を防止する措置の申出について」を、レンタルサーバー運営企業に送付 (郵送) する。
- 「発信者情報開示請求書」を、レンタルサーバー運営企業に送付 (郵送) する。
当初は、Google さんに著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらうということで十分なのかなぁという気もしていたのですが、この記事を公表した後 (3月29日)、以下の記事を発見し、やはりきちんと対応する方がいいのかなぁと考え直すようになりました。
Google さんに著作権侵害を申し立てて、無断転載サイトを検索結果から除外してもらうだけでは、当該パクリサイトはまだ存在したままということになりますので、サイトごとインターネット上から消えていただくためには、レンタルサーバー運営企業に「著作物等の送信を防止する措置の申出について」と「発信者情報開示請求書」を送付 (郵送) するなどして、きちんと対応する方がいいのかなぁと考え直すようになりました。
ちなみに、「著作物等の送信を防止する措置の申出について」を送付することで、パクリ記事 (ひいてはパクリサイト全体) を削除していただける可能性が高くなると思います。
また、「発信者情報開示請求書」を送付することで、パクリサイトの発信者の名前、住所、連絡先を特定する作業になります。これらパクリサイトの発信者の個人情報を開示していただくことによって、その後の損害賠償等の手続きに進むこともできます。また、この開示請求はパクリサイトの運営者に情報が行きますので、こちらの本気度が伝わって抑止力にもなるようです。
レンタルサーバー運営企業に、具体的に「著作物等の送信を防止する措置の申出について」と「発信者情報開示請求書」を送付 (郵送) する方法等につきましては、上記に挙げました2つのサイトをご参照ください。
なお、レンタルサーバー運営企業に報告する対策につきましては、パソコン修理のエヌシステムさんの「ブログ運営企業に著作権侵害を通報してパクリ記事を削除してもらう方法」もご参照ください。
パクリ記事の公開を差し止めたり、場合によっては、損害賠償を請求したり、刑事告訴をする。
今回は、ここまでは特に考えていませんが、私のブログは、写真が少なくありませんし、将来的には、場合によっては、損害賠償を請求するということも考える必要があるのかもしれません。その際には、写真家 有賀正博さんのブログ記事「NAVERまとめのライターに無断転載の損害賠償を支払っていただいた件」が参考になりそうです。
おわりに
私は、これまで全く知らなかったのですが、世の中にはパクリサイトが蔓延していることを、今回初めて知りました。そして、まさか弱小ブログにすぎない私の身に、この問題が降りかかってくるとは思ってもみませんでした。ただし、今回このような問題を体験することができましたので、この経験を今後に活かしていければと考えているところです。ただ、とても疲れました。
Best wishes to you !!