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 2016年8月22日は、午後7時のフェリー (Princess Anastasia) に乗ってフィンランドのヘルシンキに移動しましたが、サンクトペテルブルグ最終日となるこの日、最後に訪問したのは「ロシア美術館」(State Russian Museum) です。

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ロシア美術館とは?

 ロシア美術館 (State Russian Museum) は、サンクトペテルブルグにある美術館で、モスクワのトレチャコフ美術館と並ぶ、ロシアを代表する美術館です。

 ロシア美術館の本館に使用されているミハイロフ宮殿は、ロシア皇帝パーヴェル1世が王子ミハイルのために建てた宮殿で、カルル・ロッシの設計によって1825年に完成した、ロシア新古典主義建築の傑作とされている宮殿です。

 ミハイロフ宮殿は、1898年に、ロシア皇帝ニコライ2世によって、父帝アレクサンドル3世を記念して、ロシア最初の国立美術館として生まれ変わりました。この当時は、父の名を冠して「アレクサンドル3世皇帝記念ロシア美術館」という名称でした。

 ロシア美術館の最初のコレクションは、エルミタージュ美術館および、アレクサンドロフスキー宮殿、ロシア帝国美術アカデミーの収蔵品から移動させられたが、1917年のロシア革命後、多くの個人蔵のコレクションが国有財産となり、ロシア美術館の収蔵品となりました。

 ロシア美術館は、現在、イコン絵画から近現代美術まで、すべての年代におけるロシア絵画を網羅したロシアを代表する美術館となっています。また、作品は時代順に並んでいて、ロシア絵画の変遷が分かるようになっています。

 なお、ロシア美術館も、世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」の構成資産の1つとされています。

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ロシア美術館所蔵のオススメ作品

 ロシア美術館が所蔵している作品の中で、以下、オススメの作品をいくつか紹介しておきます。


 ノヴゴロド「聖ゲオルギウスの龍退治の奇跡」(2室)
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 アンドレイ・ルブリョフ「使徒ペテロと使徒バウロ」(3室)
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 カルル・ブリュロフ「ポンペイ最後の日」(14室)
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 レービン「ヴォルガの舟曳き」(33室)
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 レービン「サポロージエ」(34室)
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 スリコフ「スヴォーロフ将軍のアルプス越え」(36室)
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 レービン「国家評議会会議」(54室)
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 スルトージエフ「お茶を飲む商人夫人」(71室)
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ロシア美術館は、トレチャコフ美術館と双璧をなすロシア美術の殿堂

 ロシア美術館は、モスクワのトレチャコフ美術館と並んで、ロシアを代表する美術館です。ロシアの美術館中、最大のコレクションを誇るというのも納得です。大変充実していたと思います。

 サンクトペテルブルグといえば、まず「エルミタージュ美術館」が頭に浮かぶところですが、この「ロシア美術館」もぜひ訪問していただきたいところです。オススメです。

Best wishes to you !!


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