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 私は、2017年3月末日現在110の世界遺産を訪問済ですが、いままで訪問した世界遺産の中でオススメの世界遺産を紹介したいと思います。今回オススメする世界遺産は、ロシアの「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」(Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups of Monuments) です。

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「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」(Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups of Monuments) とは?

  サンクト・ペテルブルグは、バロックや古典主義様式などのヨーロッパの文化、芸術を取り入れた帝政ロシア時代の都です。ロマノフ朝のピョートル大帝が、1703年にサンクト・ペテルブルグ発祥の地と呼ばれるペトロパヴロフスク要塞を建設しました。その後、この新都は、1912年に、ピョートル大帝とその守護神ペテロにちなんで「サンクト・ペテルブルグ」と名付けられ、モスクワに代わる首都となりました。その後、1914年までロシア帝国の首都でした。

「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」は、「世界遺産条約履行のための作業指針」で示されている登録基準の中で、登録基準(i)(ii)(iv)(vi)に合致しているとして、1990年に「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」(Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups of Monuments)  として、世界遺産 (文化遺産) に登録されました。

【参考】世界遺産の登録基準
(i)人間の創造的才能を表す傑作である。  
(ii)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。 
(iv)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。 
(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

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サンクト・ペテルブルグで訪問した場所




 2016年8月21日から22日にかけまして、ロシアの世界遺産「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」(Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups of Monuments) で観光してきたところは以下のところです (訪問順)。
  1. エルミタージュ美術館 (Hermitage Museum)
  2. ペトロパヴロフスク要塞 (Peter and Paul Fortress)
  3. 血の上の救世主教会 (Church on Spilt Blood)
  4. カザン聖堂 (Kazan Cathedral)
  5. イサク聖堂 (Saint Isaac's Cathedral)
  6. ロシア美術館 (State Russian Museum)
 ところで、ロシアに入国するという場合、通常はビザが必要なのですが、サンクト・ペテルブルグだけ訪問するというのであれば、例外的にビザなしでロシアに入国できる方法があります。いわゆる「Visa Free Rule」と呼ばれるものです。

【関連記事】ビザなしでロシアに入国できる方法「Visa Free Rule」はかなりオススメ!!


 私は、2016年8月21日から22日にかけて、ロシアの「サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群」を訪問しました。サンクト・ペテルブルグは大変きれいな街で、個人的には大変気に入りました。サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群は36の構成資産から成り立っていますが、私は、その中で「サンクト・ペテルブルグの歴史地区」しか訪問していません。以下では、サンクト・ペテルブルグの歴史地区と関連建造物群のオススメスポットをいくつか紹介したいと思います。なお、以下の写真も、実際に私が撮影したものです。


エルミタージュ美術館 (Hermitage Museum)

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 サンクト・ペテルブルグにあるロシアを代表する世界的な美術館である「エルミタージュ美術館」 (Hermitage Museum) です。私は、この美術館を訪問するために、サンクト・ペテルブルグを訪問したと言っても過言ではありません。

【関連記事】エルミタージュ美術館 (Hermitage Museum) のオススメ作品と見どころ



ペトロパヴロフスク要塞 (Peter and Paul Fortress)

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 サンクトペテルブルグ発祥の地が「ペトロパヴロフスク要塞」 (Peter and Paul Fortress) です。サンクトペテルブルグの歴史は、この要塞の建設が開始された1703年5月27日から始まったそうです。

【関連記事】サンクトペテルブルグ発祥の地「ペトロパヴロフスク要塞」(Peter and Paul Fortress)



血の上の救世主教会 (Church on Spilt Blood)

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 グリボエードフ運河沿いに建つ純ロシア風教会です。いわゆる「ねぎ坊主」をいくつも持つ、サンクトペテルブルクの代表する教会です。

【関連記事】ロシア正教会の聖堂「血の上の救世主教会」(Church on Spilt Blood)



イサク聖堂 (Saint Isaac's Cathedral)

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 帝政ロシアのシンボルとして、1958年に完成した大聖堂です。内部もゴージャスです。ステンドグラス「キリストの復活」が有名です。

【関連記事】帝政ロシアのシンボルとして建設された聖堂「イサク聖堂」(Saint Isaac's Cathedral)



カザン聖堂 (Kazan Cathedral)

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 サンクトペテルブルグにおけるロシア正教会の中心である聖堂です。主祭壇の左に「カザンの聖母」イコンが掲げられていて、礼拝の人々が列を作っています。

【関連記事】『カザンの聖母』イコンが掲げられている聖堂「カザン聖堂」(Kazan Cathedral)



ロシア美術館 (State Russian Museum)

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 モスクワのトレチャコフ美術館と並ぶ、ロシア美術の殿堂です。サンクト・ペテルブルグにある美術館といえば、まずエルミタージュ美術館が思い浮かぶと思いますが、このロシア美術館もとても充実しています。美術館に興味があるようでしたら、ぜひ訪問することをオススメいたします。

【関連記事】ロシア美術館 (State Russian Museum) のオススメ作品と見どころ



文学カフェ (Literature Cafe)

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 サンクトペテルブルグでもっとも有名なロシア料理レストラン「文学カフェ (Literature Cafe)文学カフェ」(Literature Cafe)  です。「地球の歩き方」のトップで紹介されていたレストランというほか、ホテルのフロントの方からも太鼓判をいただいたということで訪問した次第です。

【関連記事】文学カフェ (Literature Cafe)



プシカ・イン・ホテル (Pushka Inn Hotel)

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 文句なく大変良いホテルだったと思います。オススメです。ホテルの人は、どの人も本当に親切でした。個人的には、北欧旅行の中で、一番思い出深いホテルとなりました。

【関連記事】サンクトペテルブルグでオススメのホテル「プシカ・イン・ホテル」(Pushka Inn Hotel)


Best wishes to you !!


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