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 2009年8月20日は、パリから日帰りで、ヴェルサイユ (Versailles) を訪問してきました。

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ヴェルサイユ宮殿 (Château de Versailles) とは?

 フランスの首都パリから南西約20kmにあるヴェルサイユ宮殿 (フランス語: Château de Versailles) は、1682年にフランス王ルイ14世 (1638-1715年、在位1643-1715年) によって建設されたフランスの宮殿です。

 ルイ14世は、フランス王朝の最盛期を築いた王であり、「太陽王」(Roi-Soleil) とも呼ばれました。そのルイ14世が建設したヴェルサイユ宮殿は、フランス絶対王政を象徴する宮殿です。

 ルイ14世の死後、ヴェルサイユ宮殿は、ルイ15世、ルイ16世へと受け継がれましたが、宮廷での贅沢な暮らしはやがて国家財政の破綻を引き起こし、フランス革命勃発の一因となりました。

 フランス革命後、ヴェルサイユ宮殿は一時荒廃しましたが、ナポレオン・ボナパルトによって修復が施されました。

 ヴェルサイユ宮殿は、フランス・バロック建築の最高傑作と呼ばれており、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名です。そして、1979年に「ヴェルサイユの宮殿と庭園」(Palace and Park of Versailles) として、世界遺産 (文化遺産) に登録されました。

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ヴェルサイユ宮殿 (Château de Versailles) 

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 ヴェルサイユ宮 (Château de Versailles) の中でもひときわ目を引くのは、全長約73m、幅約10mの「鏡の間」(1枚目の写真) です。ここは、ルイ・ル・ヴォーが設計した庭園に面する吹き抜けの列柱廊をマンサールが改築したもので、アーチ型の17の窓と対峙する壁面に、同じくアーチ形の17の鏡が埋め込まれています。

 また、王妃の寝室 (3枚目の写真) では、マリー・アントワネットが使った寝台が再現されています。

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噴水庭園 (Les Jardins)

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 十字形の大運河を中心に、放射線状の小道、円形や半円形の泉水、花壇が幾何学的に配置されたヴェルサイユの庭園は「フランス式庭園の最高傑作」と言われていて、その構図はヨーロッパ各地の庭園に影響を与えたそうです。

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大トリアノン宮殿 (Le Grand Trianon)

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 大トリアノン宮殿は、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の1つであり、17世紀に建造されました。

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小トリアノン宮殿(le Petit Trianon)

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  • 1枚目の写真)小トリアノン宮殿・サウスファサード
  • 2枚目の写真)皇后の寝室 (マリー・ルイーズの部屋)
  • 3枚目の写真)王妃の村里 (Le Hameau de la Reine)
  • 4枚目の写真)村里の農家
  • 5枚目の写真)愛の殿堂
 ヴェルサイユ宮殿で生活した女性たちの中でもっとも有名な人物といえば、何と言っても「マリー・アントワネット」であると思いますが、小トリアノン宮殿(le Petit Trianon)は、彼女の思い出が詰まっています。

 小トリアノン宮殿(le Petit Trianon)は、元々はルイ15世の愛妾ポンパドール夫人の発案で建設された城館ですが、1774年にルイ16世によってマリー・アントワネットに送られました。

 マリー・アントワネットは、堅苦しい宮廷のしきたりを嫌い、この別邸で友人や家族だけで過ごす時間を好んでいたそうです。素朴な藁葺き農家を集めた王妃の村里からは、派手好きというイメージとは異なった彼女の一面を垣間見ることができます。

 なお、庶民である私は、豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿よりも、この小トリアノン宮殿(le Petit Trianon)の方が気に入りました。

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ヴェルサイユ宮殿では、ぜひ小トリアノン宮殿にも足を運んでください!!

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 ヴェルサイユ宮殿を見ると、贅の限りを尽くした絶対王政時代のフランス王の生活を垣間見ることができ、「このような贅沢な生活をしているのであれば、フランス市民の反感を買い、フランス革命が起こるのも必然なのかなぁ」と感じるところです。

 とはいえ、フランス絶対王政時代の生活を垣間見ることができるのは、とても貴重な経験となるのではないかと思います。パリに行くのであれば、ぜひヴェルサイユ宮殿にも足を運んでください!!

 なお、ヴェルサイユ宮殿を訪問した際には、ぜひトリアノン宮殿 (大トリアノン宮殿&小トリアノン宮殿) にも足を運んでみてください。個人的には、ヴェルサイユ宮殿よりもトリアノン宮殿 (とりわけ、小トリアノン宮殿) の方がオススメです。

Best wishes to you !!


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