dsc04475
 2012年2月28日は、エルサレムの世界遺産「エルサレムの旧市街とその城壁群」(Old City of Jerusalem and its Walls) の構成資産のところを観光してきた後、世界遺産の構成資産になっていない場所もいくつか訪問してきました。

【関連記事】エルサレムの世界遺産「エルサレムの旧市街とその城壁群」(Old City of Jerusalem and its Walls)


スポンサーリンク



世界遺産の構成資産になっていない場所で、この日 (2012年2月28日) 訪問した場所

 エルサレムの世界遺産「エルサレムの旧市街とその城壁群」(Old City of Jerusalem and its Walls) を訪問した後に、この日(2012年2月28日) 訪問した世界遺産の構成資産になっていない場所は、以下のところです (訪問順)。

<シオンの丘>

  • マリア永眠教会 (Basilica of the Dormition Abbey)
  • ダビデ王の墓 (King David's Tomb)
  • 最後の晩餐の部屋 (The Coenaculum on Mount Zion)
  • 鶏鳴教会 (Church of Saint Peter in Gallicantu)

<オリーブ山周辺>

  • マリアの墓の教会 (Tomb of the Virgin Mary)
  • 万国民の教会 (Church of All Nations)
  • マグダラのマリア教会 (Church of Mary Magdalene)
  • 主の泣かれた教会 (Dominus Flevit Church)
  • 預言者の墓 (Tombs of the Prophets)
  • 主の祈りの教会 (Church of the Pater Noster)
  • 昇天の教会 (Church of the Ascension, Jerusalem)
  • ケデロンの谷 (Kidron Valley)
 以下は、この日 (2012年2月28日)、エルサレムの世界遺産「エルサレムの旧市街とその城壁群」(Old City of Jerusalem and its Walls) を訪問した後に訪問したところで、世界遺産の構成資産になっていない場所をご紹介いたします。具体的には、「シオンの丘」と「オリーブ山周辺」で訪問した場所ということになります。

スポンサーリンク



シオンの丘

 以下は、シオンの丘で訪問した場所です。


マリア永眠教会 (Basilica of the Dormition Abbey)

dsc04456
dsc04457
 マリア永眠教会 (Basilica of the Dormition Abbey) は、イエスの母マリアを祀って建てられたエルサレム最大の教会です。三位一体や12使徒、12宮などを描いたモザイクは見事なものがあります。


ダビデ王の墓 (King David's Tomb)

dsc04461
dsc04465
 ダビデ王の墓 (King David's Tomb) の入口にあるダビデ王の像 (1枚目の写真) と、ダビデ王の墓 (2枚目の写真) です。


最後の晩餐の部屋 (The Coenaculum on Mount Zion)

dsc04463
 ダビデ王の墓のある建物を出て、裏の階段を上がった2階のところに、イエスが処刑の前の晩に弟子たちを集めて最後の晩餐を行なったと言われる部屋があります。現在の建物は、十字軍が建てたものだそうです。


鶏鳴教会 (Church of Saint Peter in Gallicantu)

dsc04466
dsc04467
dsc04470
 鶏鳴教会 (Church of Saint Peter in Gallicantu) は、シオン門の東の松林に囲まれた丘の上にある教会で、祭司カヤパの屋敷跡です。ゲッセマネで捕らえられたイエスがここに連行され、地下の牢獄に留置されながら最後の一晩を過ごした場所です。イエスは、ここから総督ピラトのところに連れていかれ、裁きを受けたわけです。なお、弟子のペテロが自分に罪が及ぶのを恐れ、イエスの予言通り、鶏が鳴く前に3度「イエスのことを知らない」と嘘をついたのも、この教会の庭とされています。

スポンサーリンク



オリーブ山周辺

 以下は、オリーブ山周辺で訪問した場所です。


マリアの墓の教会 (Tomb of the Virgin Mary)

dsc04478
dsc04479
 マリアの墓の教会 (Tomb of the Virgin Mary) は、マリアの墓があるとされる教会です。



万国民の教会 (Church of All Nations)

dsc04475
dsc04480
 万国民の教会 (Church of All Nations) は、イエスが最後の夜を、苦悶しつつ祈って過ごしたとされる教会で、福音書を著したマルコの家と伝えられています。


マグダラのマリア教会 (Church of Mary Magdalene)

dsc04502
 マグダラのマリア教会 (Church of Mary Magdalene) は、ロシア皇帝アレクサンドル3世が2人のマリアを記念して建てたロシア正教の教会です。1人は、マグダラのマリアで、彼女は復活したイエスに最初に会ったばかりでなく、ローマ総督ピラトによるイエスの裁判が不当であったとして、当時のローマ皇帝ティベリウスに訴えて、ピラトを追放したとされています。もう1人は、ロシア皇帝アレクサンドル3世の母后マリアで、地下聖堂には彼女の遺体が眠っています。


主の泣かれた教会 (Dominus Flevit Church)

dsc04481
dsc04482
 ルカによる福音書によれば、イエスは、オリーブ山からの帰途、エルサレムを眺め、その滅亡を予言し涙したとされていますが、主の泣かれた教会 (Dominus Flevit Church) は、その記述に基づいて建てられた教会です。


預言者の墓 (Tombs of the Prophets)

dsc04483
dsc04489
 ケデロンの谷には、26の棺室が設けられた洞窟の墓地があり、ユダヤ人の伝説では、旧約聖書にある預言者ハガイ、ゼガリヤ、マラキの墓とされています。


主の祈りの教会 (Church of the Pater Noster)

dsc04493
dsc04491
dsc04492
 主の祈りの教会 (Church of the Pater Noster) は、イエスが弟子に請われて、主の祈りを教えたと言われる教会です。


昇天の教会 (Church of the Ascension, Jerusalem)

dsc04494
dsc04497
 復活したイエスは、神の国のことなどを弟子たちに伝え、40日目に彼らの前でオリーブ山から昇天したとされているが、この出来事を記念して4世紀に建てられたのが昇天の教会 (Church of the Ascension, Jerusalem) です。


ケデロンの谷 (Kidron Valley)

dsc04474
 ケデロンの谷 (Kidron Valley) は、オリーブ山とダビデの街の間にある荒涼とした集落で、オリーブの木々の隙間からは、いくつかの岩墓が顔をのぞかせています。

【参考文献】
 『地球の歩き方 イスラエル 2011年〜2012年版』(ダイヤモンド・ビッグ社、2011年)

Best wishes to you !!


スポンサーリンク