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ライン渓谷中流上部 (Upper Middle Rhine Valley) とは?
ライン渓谷中流上部 (Upper Middle Rhine Valley) は、ラインラント=プファルツ州 (Land Rheinland-Pfalz) の都市であるコブレンツ (Koblenz) とビンゲン・アム・ライン (Bingen am Rhein) の間のライン川の約65kmの渓谷のことを指しますが、ライン渓谷中流上部では、渓谷の自然と古城やブドウ畑が織りなす景観がライン川沿いに広がっています。南北ヨーロッパの大動脈であるライン川の中流地域では、封建領主たちが川を通る船から高い通行税を徴収していました。
8世紀から14世紀にかけて、これらの地域では、川岸に関所となる城や城塞が40以上も築かれましたが、17世紀から18世紀にかけてのドイツとフランスの抗争によって、多くは荒廃してしまいました。
19世紀になって、プロイセンの統治下に入ると、通行税は廃止され、シュトルツェンフェルス城 (Schloss Stolzenfels) やライヒェンシュタイン城 (Burg Reichenstein) などの城が再建されました。
ライン渓谷中流上部は、地理学的、歴史的、文化的、産業の分野の複合的で独特な景観を有していることから、2002年に「ライン渓谷中流上部」(Upper Middle Rhine Valley) として、ユネスコの世界遺産 (文化遺産) に登録されました。
【参考文献】
世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大辞典<下>』(世界遺産アカデミー、2012年)
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この日の移動ルート
<ライン川下り> Burghotel Auf Schönburg ⇨ オーバーヴェーゼル (Overwesel) ⇨ コブレンツ (Koblenz)<コブレンツ>
<鉄道> コブレンツ (Koblenz) ⇨ ケルン (Köln)
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KDライン観光船からの風景 (オーバーヴェーゼル (Overwesel) ⇨ コブレンツ (Koblenz) のライン川下り)













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コブレンツ (Koblenz) の風景


聖カストア教会 (Basilica of St. Castor)


Florinskirche (プロテスタントの教会)


私は、KDライン観光船でコブレンツに到着した後、ケルンに移動するため、KDラインの船着場からコブレンツ中央駅 (Koblenz Hauptbahnhof) まで歩いて移動したのですが、以上の写真は、その道中で撮影した写真です。
その道中、聖カストア教会 (Basilica of St. Castor) とFlorinskirche (プロテスタントの教会) の2つの教会に立ち寄ってみたのですが、なかなかいい雰囲気であったと思います。ただ、後になって気づいたのですが、聖母教会 (Liebfrauenkirche) にも訪問すべきでした。