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 2012年8月10日は、オーバーヴェーゼル (Overwesel) からケルン (Köln) に移動した後、ドイツの世界遺産「ケルン大聖堂」(Kölner Dom) を訪問してきました。

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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) とは?

 ケルン大聖堂 (Kölner Dom) は、ドイツ有数の古都ケルン (Köln) にあるゴシック様式の大聖堂です。正式名称は「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂 (聖ペトロとマリア大聖堂)」(Dom St. Peter und Maria) と呼びます。

 現存のケルン大聖堂は3代目のもので、初代の聖堂が完成したのは4世紀のことでした。その後、2代目の聖堂が818年に完成しましたが、1248年4月30日の火災で焼失してしまいました。

 その年 (1248年) の8月15日に3代目の聖堂の建設が始まりましたが、あまりにも壮大な計画であったため、たびたび資金不足に陥りました。そして、工事開始から300年以上が経過した1560年、内部が完成しただけで工事が中断され、その後、約300年もの間、そのままの姿で放置されることとなりました。

 しかし、1814年に、14世紀初期の西側正面のオリジナル図面が偶然発見され、さらにその2年後にはそれを補完する資料も見つかり、建築再開の機運が高まりました。

 そして、1842年についに工事が再開され、38年後の1880年に、いくつもの時代を超えて、中世そのままのゴシック様式の大聖堂が完成しました。すなわち、ケルン大聖堂は、1248年の建築開始から、632年もの長い年月を費やし、1880年に完成しました。

 なお、長期間にわたる建築では、その時代の様式に影響を受けて、設計が変更されてしまうことが少なくありませんが、ケルン大聖堂は、当初の図面通り純粋なゴシック様式の建築物として完成しました。

 ケルン大聖堂は、1996年に「ケルン大聖堂」(Cologne Cathedral) として、ユネスコの世界遺産 (文化遺産) に登録されました。しかし、周辺の高層建築物計画による景観破壊の危機にさらされ、2004年には危機遺産に指定されましたが、大聖堂の周辺の建物に対して高さ制限を行うなど市当局の懸命な努力によって、2006年に危機遺産の指定が解除されました。

【参考文献】
 世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大辞典<下>』(世界遺産アカデミー、2012年)

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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) の場所




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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) の全景

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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) の南塔

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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) の内部

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  入口の周りを飾る浮き彫り、内陣に続く身廊の高さ43mの天井を支えるリブ・フォールト、周廊のステンドグラスは、ゴシック様式の典型です。

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ケルン大聖堂 (Kölner Dom) & ホーエンツォレルン橋 (Hohenzollernbrücke)

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 ケルン大聖堂 (Kölner Dom) の写真撮影スポットとしてもっとも有名な場所が、ホーエンツォレルン橋 (Hohenzollernbrücke) を渡って、ホーエンツォレルン橋と一緒に撮影できるこのポイントではないかと思います。ただし、逆光であったほか、安物のデジカメということで、あまりいい写真は撮影できませんでした。

Best wishes to you !!

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