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 2015年3月14日は、トルコの世界遺産「イスタンブール歴史地域」(Historic Areas of Istanbul) を観光してきたわけですが、もちろん「アヤソフィア」(Ayasofya Camii) も訪問してきました。

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アヤソフィア (Ayasofya Camii) とは?

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 アヤソフィア (Ayasofya Camii) は、さまざまな宗教に利用されながらもトルコの歴史を体現してきたモスクで、「ビザンツ建築の最高傑作」とも評されている建築物です。

 アヤソフィアは、西暦325年に、コンスタンティヌス1世 (Gaius Flavius Valerius Constantinus) にアヤソフィアの前身となる教会の建築が始まりとされ、コンスタンティウス2世 (Constantius II) の時代に完成しました。その後、幾たびかの焼失を経て、537年に、ユスティニアヌス1世 (Justinianus I) の命を受け、6年近くの歳月をかけてビサンツ様式の大聖堂が完成しました。

 その後、ビザンツ帝国の時代が終わりを告げるまで、ギリシア正教の大本山として崇められてきました。当時の大聖堂の内部には、多数のモザイク画が残されていたそうです。

 しかし、1453年に、オスマン帝国によってコンスタンティノープルが陥落すると、当時のスルタンであったメフメト2世 (Mehmet II) によって、聖堂はジャーミィに変えられ、メッカの方向を示すミフラーぷなどが加えられました。その後、1700年代には残されていたモザイクも漆喰で塗り潰され、20世紀に発見されるまで日の目を見ることはありませんでした。

 1931年にアメリカ人の調査隊によって、壁の中のモザイク画が発見され、アヤソフィアは、ビサンツ時代の遺構として脚光を浴びることとなりました。そして、トルコ共和国の初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルク (Mustafa Kemal Atatürk) は、翌年にここを博物館として一般公開することを決定しました。

 大ドームの中に掲げられている、黒に金のカリグラフィーの円板には、アッラーやムハンマドと4人のカリフなどの名が記されています。また、ドームの内輪には、クルアーンの一節も見ることができます。

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アヤソフィア (Ayasofya Camii) の場所




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アヤソフィア (Ayasofya Camii)

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 聖堂の内部は、とても趣があります。
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 洗礼者ヨハネと聖母マリアに囲まれたイエスのモザイク画です。
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 以下は、12世紀の皇帝ヨハネス2世と皇后イレーネがマリアとイエスに捧げ物をするモザイク画です。
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 以下は、キリストと皇帝コンスタンティノス9世・ゾエ夫妻のモザイク画です。
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 以下の「聖母マリアの手形」では、くぼみに親指を入れて、あとの4本の指先で、柱から離すことなくぐるりと円を描くことができたら願いが叶うともいわれているようです。
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Best wishes to you !!


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