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 2015年8月11日は、ワルシャワを観光した後、クラクフ (Kraków) へ移動しました。この日ワルシャワ でまず観光したところは、ポーランドの世界遺産「ワルシャワ歴史地区」(Historic Centre of Warsaw) の構成資産となっているワルシャワ旧市街です。

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ポーランドの世界遺産「ワルシャワ歴史地区」(Historic Centre of Warsaw) とは?

 ポーランドの首都ワルシャワは、破壊と再建の歴史を歩んできた都市です。統一国家ポーランドが成立したのは10世紀後半のことで、首都がワルシャワに定められたのは1611年のことです。

 ヨーロッパの中央に位置し、国土の大半が平地のため天然の防壁がないポーランドは、幾度となく周辺国や他民族の侵略を受けてきました。ロシア、プロイセン、オーストリアによる「ポーランド分割」でポーランドは消滅し、第一次世界対戦後にはポーランドの独立が認められたものの、第二次世界大戦時にナチス・ドイツによって併合されてしまいました。

 抵抗組織を作ったワルシャワ市民は、1944年に蜂起するものの、ナチス・ドイツの反撃によって敗北してしまいました。そして、ワルシャワの街の85%が灰塵と化し、市民の66%に及ぶ約85万人が犠牲となってしまったそうです。

 第二次世界大戦後に再び独立したポーランドでは、破壊され尽くされたワルシャワから別のところに遷都することも検討されましたが、国民はワルシャワ の復興と街並みの完全な復元を希望し、「全ては未来のために」を合言葉に復興に取り組みました。

 ワルシャワ旧市街は、破壊からの復元および維持への人々の営みが評価され、1980年に「ワルシャワ歴史地区」(Historic Centre of Warsaw) として、ポーランド最初の世界遺産となりました。


【参考文献】
 世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典 <下>』(世界遺産アカデミー、2012年)

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ポーランドの世界遺産「ワルシャワ歴史地区」(Historic Centre of Warsaw) の場所




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旧市街広場とバルバカン (Rynek Starego Miasta, Barbakan)

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  • 14世紀以来、町の中心を担った旧市街広場 (1枚目の写真) も有名なところなのですが、まさかの改修中でした。
  • バルバカン (2枚目の写真) を北に超えた先には、新市街が広がっています。
  • 旧市街広場には、剣を振り上げた人魚像 (Pomnik Syrenki) が建っています (3枚目の写真)。
  • 広場に面している住宅街の1つの家が花で覆われていていい感じでした (4枚目と5枚目の写真)。
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旧王宮 (Zamek Krolewski) と旧王宮前に広がる王宮広場 (Plac Zamkowy)

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  • 右側に建っているレンガの建物が旧王宮 (Zamek Krolewski) です。
  • 以上の場所は、ワルシャワを代表する場所です。 
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洗礼者ヨハネ大聖堂 (Cathedral Basilica of the Martyrdom of St. John the Baptist)

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  • レンガ造りのファサードが印象的なワルシャワで最も古い教会です。
Best wishes to you !!


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