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 2015年8月13日は、クラクフから日帰りで、ポーランドの世界遺産「ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群」(Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines) の中で、「ヴィエリチカ岩塩坑」(Kopalnia soli Wieliczka) を訪問してきました。

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ポーランドの世界遺産「ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群」(Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines) とは?

 ポーランドの古都クラクフの南東15kmに位置する「ヴィエリチカ岩塩坑」(Kopalnia soli Wieliczka) は、13世紀頃から本格的な採掘が始まった岩塩採掘場です。

 2,000万年前は海であったこの一帯は、地殻変動によって陸地に囲まれた塩湖となりました。そして、長い年月をかけて水分が蒸発した結果、広大な岩塩層が誕生しました。

 ヴィエリチカ岩塩坑は、10世紀末にはその存在が知られていて、12世紀末にポーランド王のカジミエシュ2世 (Kazimierz II) がヴィエリチカの採掘権を独占し、その後、14世紀から16世紀にかけて算出された岩塩は、ポーランド王国の財源の3分の1を占めるほどであったそうです。

 「白い金」と呼ばれる岩塩の採掘には次々と新しい技術が導入された結果、ヴィエリチカの坑道は9つの層に分かれる大規模なものとなり、坑道内には頑丈な岩塩に守られた空間が広がっていて、岩塩に彫られたいくつもの彫刻が残されています。

 ヴィエリチカ岩塩坑でもっとも有名なのは、地下101mにある「聖キンガ礼拝堂」で、精緻なレリーフや彫像、シャンデリアなど、すべて岩塩で芸術品は圧巻の一言です。なお、聖キンガとは、ポーランド王と結婚したハンガリー王女のことで、ヴィエリチカ岩塩坑は聖キンガが指輪を投げ入れた場所から見つかったという伝説が語り継がれているそうです。

 このほか、ヴィエリチカ岩塩坑の壁面には、エジプトに逃れる「聖家族」、ヘロデ王の「幼児虐待」といった聖書の一場面のほか、「最後の晩餐」の模写などが緻密なレリーフで表現されています。

 ヴィエリチカ岩塩坑は、1978年に「ヴィエリチカ岩塩坑」(Wieliczka Salt Mines) として、ユネスコの世界遺産に登録されました。ちなみに、世界遺産に最初に登録された12件のうちのひとつです。その後、2008年に範囲変更されたほか、2013年に範囲が拡大され、名称も「ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群」(Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines) と変更されました。

【参考文献】
 世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典 <下>』(世界遺産アカデミー、2012年)

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ヴィエリチカ岩塩坑 (Kopalnia soli Wieliczka) の場所





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ヴィエリチカ岩塩坑 (Kopalnia soli Wieliczka) の写真

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 ヴィエリチカ岩塩坑の最大の見どころは、地下101メートルにある「聖キンガ礼拝堂」 (Szlak pielgrzymkowy) です(上記3枚の写真)。天井、壁、床、祭壇すべてが塩で作られています。肉眼で見た感じでもっとも近いのは2枚目の写真でしょうか?
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 岩塩でできた「最後の晩餐」のレリーフもあります。
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 緑色に輝く塩湖もあります。
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 ヴィエリチカ岩塩坑の坑内は、ガイドツアーで参加することとなります。私は、特に事前の予約はせずに、当日に英語のガイドツアーに参加することができましたが、現在は、事前にネットで予約をしておく方がいいと思います。

 ガイドツアーの時間としては2時間くらいあり、それなりに歩きますが、幻想的な光景を目の当たりにすることができ、疲れも吹き飛ぶのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

Best wishes to you !!


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