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オーストリアの世界遺産「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」 (Hallstatt-Dachstein Salzkammergut Cultural Landscape) とは?
ザルツブルクの東方に位置するザルツカンマーグート (Salzkammergut) 地方は、オーストリアのオーバーエスターライヒ州とザルツブルク州にまたがる地方です。なお、ザルツカンマーグートとは「潮 (Salz) の御料地 (Kammergut) 」を意味していて、かつてこの地方の岩塩鉱がハプスブルク帝国の帝国直轄地であったことに由来しています。
なかでもハルシュタットの街の周辺では、数千年にわたって岩塩の採掘が行われていて、先史時代の墓地や青銅器など多数の遺物が発掘されています。その後も、ハルシュタットではローマ帝国などによって岩塩の採掘が続きました。
中世において岩塩は「白い黄金」と呼ばれるほどの価値があり、ハルシュタットは16世紀に神聖ローマ帝国によって国有化されて、ハプスブルク家の重要な財源となりました。
ハルシュタットは、伝統的な木造家屋と周囲の自然が調和した美しい景観から「ザルツカンマーグートの真珠」と呼ばれているそうです。また、ハルシュタットの塩坑は現在も操業していて、一般に公開されている坑内を見学することもできます。
風光明媚なザルツカンマーグート地方の中でも、真珠に喩えられるハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町ハルシュタットは、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」 (Hallstatt-Dachstein Salzkammergut Cultural Landscape) として、1997年に世界遺産に登録されました。
なかでもハルシュタットの街の周辺では、数千年にわたって岩塩の採掘が行われていて、先史時代の墓地や青銅器など多数の遺物が発掘されています。その後も、ハルシュタットではローマ帝国などによって岩塩の採掘が続きました。
中世において岩塩は「白い黄金」と呼ばれるほどの価値があり、ハルシュタットは16世紀に神聖ローマ帝国によって国有化されて、ハプスブルク家の重要な財源となりました。
ハルシュタットは、伝統的な木造家屋と周囲の自然が調和した美しい景観から「ザルツカンマーグートの真珠」と呼ばれているそうです。また、ハルシュタットの塩坑は現在も操業していて、一般に公開されている坑内を見学することもできます。
風光明媚なザルツカンマーグート地方の中でも、真珠に喩えられるハルシュタット湖とダッハシュタイン山塊に囲まれるようにして発達した岩塩採掘の町ハルシュタットは、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」 (Hallstatt-Dachstein Salzkammergut Cultural Landscape) として、1997年に世界遺産に登録されました。
【参考文献】
世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典 <下>』(世界遺産アカデミー、2012年)
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ハルシュタット (Hallstatt) の場所
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ハルシュタット (Hallstatt) の有名な風景


- この風景は、今回の中欧旅行の中で一番楽しみにしていた風景です。
- 本当は、晴天のときに写真を撮影したかったところですが、このようなあまりよくない天気の時も、それはそれで趣があります。
- なお、以上2枚の写真は、ハルシュタット塩坑に行く前に撮影した写真です。


- 以上の2枚の写真は、ハルシュタット塩坑に行った後で、再び撮影した写真です。
- この間にちょっと雨が降りましたので、雲の量も増えています。
ハルシュタット塩坑 (Salzbergwerk)





- ヴィエリチカ岩塩坑をすでに訪問していますので、さほど期待はしていませんでしたが、こちらはこちらでエンターテイメント的には楽しむことができました。
- とりわけ、全員が作業着を着させられ、途中で2回滑り台のようなもので滑り落ちる箇所があります (2枚目と3枚目の写真)。
- ちなみに、3枚目の写真は、私自身が滑り落ちている最中に撮影した写真です。
Seehotel Grüner Baum (ハルシュタットで宿泊したホテルです)




Best wishes to you !!
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