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世界遺産「ベルリンのムゼウムスインゼル (博物館島)」(Museumsinsel (Museum Island), Berlin) とは?
ムゼウムスインゼル (Museumsinsel) は、ドイツの首都ベルリンの南北に流れるシュプレー川の中州にて、ブランデンブルク門から東に伸びるウンター・デン・リンデン街を境とする北半分の地区を指します。なお、ムゼウムスインゼルは、「博物館島」(Museum Island) という意味だそうです。ムゼウムスインゼルには、以下の美術館および博物館が集まっています。
- 旧博物館 (Altes Museum)
- 新博物館 (Neues Museum)
- 旧国立美術館 (旧ナショナルギャラリー) (Alte National Gallerie)
- ボーデ博物館 (Bode Museum)
- ペルガモン博物館 (Pergamon Museum)
- フンボルトフォーラム (Humboldt Forum)
それ以降、1859年に新博物館が、1876年に旧ナショナルギャラリーが、それぞれ建設されました。ドイツ帝国 (第二帝政) 樹立後も、1904年にボーデ博物館が誕生しました。そして、計画開始から100年を経た1930年に、5番目のペルガモン博物館が落成しました。
その後、ナチス・ドイツが台頭すると、ヒトラーによって印象派やユダヤ人の作品が処分され、さらに第二次世界大戦の空爆によって建物も作品も大きな被害を受けました。大規模な修復工事とコレクションの再編成が始められたのは、ベルリンの壁が崩壊した1989年のことです。
ムゼウムスインゼル (Museumsinsel) は、1999年に「ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)」(Museumsinsel (Museum Island), Berlin) として、世界遺産 (文化遺産) に登録されました。
【参考文献】
世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典 <下>』(世界遺産アカデミー、2012年)
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この日 (2015年8月22日) の移動ルート (プラハ ⇨ ベルリン)
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世界遺産「ベルリンのムゼウムスインゼル (博物館島)」(Museumsinsel (Museum Island), Berlin) の場所
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以下は、ドイツの世界遺産「ベルリンのムゼウムスインゼル (博物館島)」(Museumsinsel (Museum Island), Berlin) の中で、実際に私が訪問した博物館をご紹介いたします。
ペルガモン博物館 (Pergamon Museum)



- ペルガモン博物館 (Pergamonmuseum) は、博物館島にある博物館の中でもっとも有名な博物館で、館名の由来にもなっている「ペルガモンの大祭壇」をはじめとするギリシャ、ローマ、中近東のヘレニズム美術品、イスラム美術品などを展示されています。
- ベルガモン博物館でもっとも人気がある、紀元前2世紀のペルガモン (現トルコのベルガマ) の「ゼウスの祭壇」は、残念ながら closed ということでした。
- また、バビロニアの古都バビロンの「イシュタール門」(2枚目の写真) も修復中でした
旧国立美術館 (旧ナショナルギャラリー、Alte National Gallerie)






- 旧国立美術館 (Alte Nationalgalerie) では、古典主義、ロマン主義、ビーダーマイヤー様式、印象派、初期モダニズムの絵画が所蔵されています。
新博物館 (Neues Museum)



- 新博物館 (Neues Museum) はムゼウムスインゼル (博物館島) で2番目に建設された博物館で、旧博物館に収蔵しきれなくなった所蔵品を収めるために建設されたそうです。
- 4階建ての総床面積8,000平方メートルの館内には、約9,000点の収蔵品が展示されているそうです。
- この博物館で有名な The Golden Hat です (2枚目と3枚目の写真)。
- この博物館でもう1つの目玉である「ネフェルティティの胸像」(Nefertiti) は写真撮影禁止だったため、写真はありません。
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