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 2022年11月25日は、紅葉を楽しむために京都を訪問してきたわけですが、法輪寺、渡月橋、嵐山公園亀山地区の後に訪問したところは「常寂光寺」です。

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常寂光寺とは?

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 常寂光寺は、慶長年間 (1596年〜1614年) に大本山本圀寺第16世究竟院日禛上人によって開創されました。なお、常寂光寺は、平安時代に藤原定家の山荘である「時雨亭」があったと伝わる地で、仏教の理想郷である常寂光土をイメージして建てられたそうです。

 小倉山の中腹に広がる境内には、茅葺の仁王門、桃山城の客殿を移した本堂、多宝門 (重要文化財) などの建築物があります。

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常寂光寺の場所



 以上の地図からもお分かりいただけますように、常寂光寺は、小倉山の中腹に位置しています。ちょっと遠いですが、阪急嵐山線の嵐山駅から歩いて行くこともできます。

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山門

 太い角材を格子に組んで造られた山門は、江戸後期に作り変えられたもので、江戸中期出版の「都名所図会」には、袖に土塀をめぐらした薬医門が図示されています。閉門しても墨色に塗られた角柱の格子の間から参道が見える開放的な山門です。
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 以下は、山門を入ったところの風景です。
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仁王門

 仁王門は、もと本圀寺客殿の南門として貞和年間 (1345年〜49年) に建立されたものを、元和二年 (1616年) に当山に移築され、仁王門としたそうで、常寂光寺の境内にある建築物の中で最も時代の古い建物です。茅葺の屋根が特徴的です。仁王門像は、身の丈七尺、運慶の作と伝えられています。仁王門像は目と足腰の病にご利益があるとされ、近在の檀信徒がわらじを奉納して病気平癒を祈願されているそうです。
 以下は、山門側 (入口に近い方) から撮影した仁王門です。
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 以下は、本堂の側から撮影した仁王門です。紅葉を楽しみには、ちょっと遅かったようです。
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 ご参考までに、仁王門から本堂へと続く階段です。階段の脇の落ち葉も趣があります。
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本堂

 慶長年間に建立された本堂は、第二世通明院日韶上人 (日野大納言輝資の息男) の代に小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿を移築して本堂としたものだそうです。江戸期の文献、資料に図示された本堂の屋根は、本瓦葺きの二層屋根となっていますが、現在の平瓦葺きの屋根は、昭和7年の大修理の時に改修されたそうです。以下は、時系列に撮影した本堂の風景です。
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 以下は、本堂近くにある鐘楼です。
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多宝塔

 入り口のところでいただいた資料によると、多宝塔は、元和6年 (1620年) に、大二世通明院日禛上人代によって建立されたそうです。境内の後方、やや小高い地点に立つ多宝塔は、方三間、重層、宝形造、檜皮葺、総高約12mあまりで、均整の取れた美しい姿をしています。内部には、釈迦如来と多宝仏が安置されているそうです。
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 以下は、多宝塔の上の方から撮影した京都の風景です。
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 戻りがてら、再度、多宝塔を撮影してみました。
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開山堂

 多宝塔の近くには、開山堂もあります。
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妙見堂

 本堂の近くには、妙見堂もあります。
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その他、常寂光寺の風景

 以下は、以上で紹介した場所以外のところで撮影した常寂光寺の風景です。
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Best wishes to you !!


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