Lucky の世界遺産ブログ｜アメリカの国立公園、自然遺産、古代遺跡、美術館、教会

アメリカの国立公園のほか、世界各地の自然遺産、古代遺跡、美術館、教会を訪問するなどして海外旅行を楽しんでいます。2015年に世界遺産検定マイスターを取得しました。2024年8月現在、43カ国、143の世界遺産を訪問済みです。世界遺産や海外旅行の素晴らしさ等を、読者の皆さまと一緒に共有できれば幸いです。

　2024年8月26日から9月1日まで韓国へ旅行してきたわけですが、2024年8月30日は、韓国の世界遺産「朝鮮王朝の王墓群」(Royal Tombs of the Joseon Dynasty : 조선 왕릉) の構成資産の1つである「宣陵と靖陵 (三陵公園)」(선릉과정릉) を訪問してきました。

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宣陵と靖陵 (三陵公園) (선릉과정릉) の場所

　以上の地図からもお分かりいただけますように、宣陵と靖陵 (三陵公園) (서울 선릉과정릉) は、ソウル市の江南にあり、地下鉄の宣陵駅 (2号線) か宣靖陵駅 (9号線) の近くにあります。

韓国の世界遺産「朝鮮王朝の王墓群」(Royal Tombs of the Joseon Dynasty : 조선 왕릉)」とは？

　朝鮮王朝の王墓群は、1408年から1966年のおよそ5世紀にわたって造られた、大韓民国や北朝鮮にある朝鮮王朝時代の歴代王族の王陵ですが、2009年に韓国が申請した朝鮮王陵40基が、「朝鮮王朝の王墓群」(Royal Tombs of the Joseon Dynasty) として、ユネスコの世界遺産 (文化遺産) に登録されました。

　この世界遺産の誕生によって、すでに世界遺産に登録されていた『荊州の歴史地区』や『高句麗古墳群 (北朝鮮)』と合わせて、朝鮮半島における主な王墓群が全て世界遺産登録されたこととなりました。

【参考文献】
　世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典＜上＞』（世界遺産アカデミー、2012年）

　地球の歩き方編集室『地球の歩き方　ソウル 2023〜24年版』（ダイヤモンド社、2023年）

宣陵と靖陵 (三陵公園) (선릉과정릉)

　宣陵と靖陵 (三陵公園) の入口です。

　入口のところには、世界遺産の石碑もありました。

　以下は、宣陵と靖陵 (三陵公園) (선릉과정릉) の案内図です。

　三陵公園は、主に「宣陵」と「靖陵」とに別れていて、私は、「靖陵 (정릉)」「宣陵 (선릉)」の順番で訪問してきました。以下も、「靖陵」「宣陵」の順番でご紹介いたします。

靖陵 (정릉)

　靖陵 (정릉) は、朝鮮王朝第11代王である中宗大王の単陵です。靖陵 (정릉) は、紅箭門と丁字閣および陵寝が一直線上にあります。

丁字閣

　以下の写真は、丁字閣です。

陵寝

　丁字閣の奥に陵寝があります。

　陵寝は神聖なところでもあり、近くまで行くことはできません。

　以上が限界でした。

宣陵 (선릉)

　宣陵 (선릉) には、朝鮮王朝第9代王の成宗大王 (1457～1494年) と、継妃 (王の後妻) である貞顕王后が祀られています。

貞顕王后陵

　ここでも、近くまで行くことはできませんでした。

成宗大王陵

　手元の左側にある棒が紅箭門の柱で、石道の先にある建物が丁字閣です。丁字閣の左側の奥に成宗大王陵があります。

　丁字閣に近づいてみました。

　次に、丁字閣の左側の奥にある成宗大王陵に近づこうと思ったものの、近くに行くことができませんでした。

歴史文化館

　最後に出口に向かう途中で歴史文化館があったので訪問してみましたが、さほど見どころはありませんでした。

【韓国の世界遺産「朝鮮王朝の王墓群」の構成資産の1つ】宣陵と靖陵 (三陵公園) (선릉과정릉)

　韓国の世界遺産「朝鮮王朝の王墓群」(Royal Tombs of the Joseon Dynasty : 조선 왕릉) の構成資産の1つである「宣陵と靖陵」(三陵公園) (선릉과정릉) は、ソウル市の江南にあり、ソウルの中心部からのアクセスもいいところにあると思いますので、ソウルを訪問する機会に恵まれた際には、ぜひ「宣陵と靖陵」(三陵公園) も訪問してみてください。

Best wishes to you !!