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国立中央博物館 (국립중앙박물관) の場所
以上の地図からもお分かりいただけますように、国立中央博物館 (국립중앙박물관) は、韓国の首都ソウルの中心地、地下鉄4号線仁村駅の近くにあります。
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国立中央博物館 (국립중앙박물관) とは?



国立中央博物館は、米軍基地移転後、ソウルの中心軸となる龍山公園の造成に備え、博物館の北側に正面性を付与する広場と進入空間を配置し、龍山公園の最も南に位置して複合博物館団地 (ミュージアムコンプレックス) の最初の出発地という象徴的な意味を持っているそうです。
国立中央博物館は、旧石器時代から朝鮮王朝時代までの遺物が展示されています。1階は先史・古代館と中世・近世館、2階は書画館と寄贈館、3階は彫刻・工芸館と世界文化館となっています。なお、展示のハイライトは、国宝にも指定されている「半跏思惟像」であると思います。
【参考文献】
地球の歩き方編集室『地球の歩き方 ソウル 2023〜24年版』(株式会社地球の歩き方、2023年)
国立中央博物館 (국립중앙박물관) のオススメ作品

1階 先史・古代館
1階 先史・古代館は、人類が朝鮮半島に住み始めた旧石器時代から統一新羅と渤海が共存した南北国時代まで、韓国の歴史と文化を時間の流れに沿って見せる通事的展示空間となっています。





1階では、先史・古代館に続いて、中世・近世館は、高麗時代から朝鮮と大韓帝国の時期までの歴史と文化を、時代の流れに合わせていくつかのテーマで紹介しています。







山水文塼 (宝物) (百済)

山水模様のレンガは道教の理想の香りを表現しました。大きさが一定で、4本の耳の側面に溝が掘られており、互いに連結して固定させることができます。
甲冑 (伽耶)

金冠と金製帯金具 (新羅)

以上は、第2展示室の主な展示品でもある、天馬塚から出土した「金冠」(国宝) です。
鉄仏 (統一新羅)

敬天寺十層石塔

1階 中世・近世館

清寧四年 (1058年) 銘銅鐘 (高麗I)

『楞厳経』の諺解を印刷したハングル活字 (朝鮮II)


大東輿地図 (朝鮮III)


外奎章閣儀軌 (朝鮮III)

大韓帝国皇帝の印 (宝物) (大韓帝国)

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2階 思惟空間
半跏思惟像




この博物館の一番見どころの作品ということで、なんとも厳かな雰囲気もあります。
2階 書画館
螺鈿漆蓮花唐草文衣箱子 (木漆工芸)

掛仏

2階 寄贈館
青銅冑孫基禎 (宝物) (寄贈I)

粉青沙器蓮花唐草文瓶 (宝物) (寄贈II)

三層四方卓子

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3階 彫刻・工芸館
(仏教彫刻)

甘山寺弥勒菩薩像と阿弥陀仏像 (仏教彫刻)

阿弥陀三仏尊 (宝物) (仏教彫刻)

「延嘉七年」と刻まれた金銅如來像 (国宝) (仏教彫刻)

天興寺銘青銅鐘

蒲柳水禽文浄瓶 (青磁)

青磁透彫七宝文香炉 (国宝) (青磁)

青磁魚龍形注子 (国宝) (青磁)

粉青沙器雲龍文壺 (国宝) (粉青沙器・白磁)

青花梅鳥竹文壺 (国宝) (粉青沙器・白磁)

タルハンアリ (宝物) (粉青沙器・白磁)

3階 世界文化館
メソポタミア
以下は、ライオンのレリーフです。


中央アジア
以下は、女人像です。

インド・東南アジア
以下は、石像菩薩立像です。



中国
以下は、青花花果文執壺です。

日本
以下は、日本の部屋で展示されていた作品です。






ギリシャ・ローマ
以下は、ガイウス・ユリウス・カエサルの肖像です。
以下は、ギリシャ・ローマの部屋で展示されていた作品です。





【韓国最大の規模を誇る国立博物館】国立中央博物館 (국립중앙박물관)

以上のように、国立中央博物館 (국립중앙박물관) は、韓国で最大の規模を誇る国立博物館です。実際にも、展示されている作品も大変充実しており、美術館・博物館が好きな方であれば、かなり楽しむことができると思います。韓国の首都ソウルを訪問する機会に恵まれた際には、ぜひ国立中央博物館も訪問してみてください。
Best wishes to you !!
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