最近は、英語のヒアリング対策も兼ねて TED talks を視聴しているわけですが、現在のところ一番よく視聴しているのが Bill Gates, Innovating to zero! です。
私自身は「環境問題」に強い関心を持っているところで、とりわけ、最近は「再生可能エネルギー」について関心を持っているところです。一方で「エネルギー問題全般」につきましては、テーマが大きすぎるということもあり、必ずしも考察の対象とはしてこなかったところです。
しかし、ビル・ゲイツのスピーチを視聴してみると、再生可能エネルギーの問題について考えるだけでは世の中を変えるのは難しく、もっと広く「エネルギー政策全般」について考える必要があるように感じました。
また、CO2の排出につきましても、CO2の排出の「削減」ではなく、CO2の排出を「ゼロ」にするにはどうすればよいのかについて考える必要があるようにも感じました。
私は、無意識のうちに「CO2の排出をゼロにするのは無理であろう」と考えていましたが、たしかに、技術的に解決することが可能なのであれば、これほど望ましいことはありません。しかも、現時点でも多くの人々 (及び企業) がCO2の排出をゼロにすべく取り組んでいることも知りました。
私は、これまで「すべての原子力発電は、将来的にはなくすべきである」と考えてきましたが、原子力発電の問題点 (コスト、安全性、廃棄物対策) を技術的に解決できるのであれば、原子力発電を推進する余地もあるのかもしれないと考えるようになりました。
もちろん、現在のような多くの問題を抱えている原子力発電は将来的になくすべきであると考えていますが、少なくとも、原子力発電の問題点を技術的に解決するような研究・開発の推進を後押しするような法システムを構築することも必要なのかなぁと感じました。
それにしましても、理系の研究というのは「夢」があるなぁと感じます。その壮大な「夢」を実現できるような法システムを構築するお手伝いができればいいのですが・・・・・。