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 よく行く Monterey Market では野菜と果物をよく購入しているのですが、ある野菜を購入しようとすると、かなりの確率で「それは何ですか?」と他のお客さんから尋ねられる野菜があります。

 その野菜は「ゴボウ」です。ゴボウは、英語では「burdock」あるいは「burdock root」と言います。ちなみに「root」は「根」という意味です。

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米国人のゴボウに対する反応

 私の実体験としては、ゴボウを買い物カゴの中に入れていると、80%くらいの確率で「それは何ですか?」と他のお客さんから尋ねられます。

 本日 (2018年3月19日) に至っては、「それは何ですか?」「それは、食べ物ですか?」「美味しいですか?」と矢継ぎ早に尋ねられ、「私は美味しいと思いますよ」と答えたところ、まさかのレジの方にまで「味はしないでしょう」と指摘されたほか、最初に尋ねられた方には「武器として使うのでは?」とまで言われてしまいました。私は、苦笑いをしつつも、「体にもいいと思いますし、オススメですよ」と答えたのですが、最後には、ものすごい渋い顔をされてしまいました。

 その後、そのレジの方に、「あなたは、日本人では?」と尋ねられたので、「そうです」と答えると、「やっぱり」といった顔をされ、「ゴボウをスープに入れるのか?」と尋ねられたので、「そうです」と答えると、再び「やっぱり」といった顔をされました。

 以上の一連の流れを踏まえると、日本人以外の人たちは、ゴボウを食べないのであろう、と感じた次第です。

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日本人以外の人たちもゴボウを食するのか?

 そこで、さっそくWikipediaで調べてみたところ、やはり、ゴボウを食用としているのは、日本のほか、日本が統治していた朝鮮半島、台湾、中国東北部の一部くらいのようです。これら以外の国々や地域では、ゴボウは食材とは考えられていないようです。

 一方、欧米では、根を薬用としてハーブ(バードックと呼ばれている)として用いられているようです。すなわち、ゴボウは、今でも薬草、ハーブとして使用されるのがほとんどで、一般的には食材としては考えられていないようです。

 それどころか、太平洋戦争中に英米人捕虜がゴボウを「木の根」だと思い、木の根を食べることを強要し虐待されたとして、戦後、日本人将兵が戦犯として裁かれたこともあったようです。びっくりです。

 ちなみに、ゴボウが日本に伝来したのは、縄文時代か平安時代に薬草として中国から伝来という説があるようです。しかし、日本人がゴボウを食すようになったのは、江戸時代から明治にかけてということで、食用としてのゴボウの歴史は意外と浅いようです。

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ゴボウの良さを米国人に説明するには?

 今後ゴボウの良さを欧米の方に説明するときに、「ゴボウは、食物繊維が豊富である」という説明をした上で、ゴボウはあなたの体にいいと説明してみようかなぁと考えているところです。

 私は「Burdock root is good for your health.」と説明することしかできませんでしたが、「Burdock root is rich in dietary fibers.」(ゴボウは、食物繊維が豊富です。) と言えば、もう少し説得力が増すかもしれません。食物繊維は、英語で「Dietary Fibres」というようです。初めて知りました。

 なお、ゴボウを英語で説明するに際しては、「「ごぼう」を英語で…?英語圏の人に説明しよう!」のサイトをご参照ください。ちなみに、上記のサイトでは、以下のような、きんぴらゴボウを英語で説明する英語も紹介されていますが、私はこれらの英語を使うことはなさそうです (^^;)。

Kinpira burdock root is a Japanese dish that is cooked in soy sauce and sugar.
きんぴらごぼうとは、しょうゆと砂糖で調理した日本の料理です。

It’s a traditional Japanese dish made with burdock root and carrot.
ごぼうとにんじんで作った伝統的な日本の料理です。

It has a sweet soy flavor.
甘い醤油味です。


Best wishes to you !!


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