バフェット太郎さんの『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』を読了しました。
バフェット太郎さんは、米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)」を管理しているカリスマブロガーさんです。私も、このブログを毎日拝読させていただいています。
現在、米国に滞在中ということで、amazon の Kindle版を購入したいと考えていたところですが、Kindle版の出版予定はないということでしたので、帰国する2018年9月以降に購入することも考えていたのですが、やはりできる限り早く拝読してみたいと考えて、amazonで購入したという次第です。
ただし、5月はグランドサークル、ヨセミテ旅行に出かけることが決まっていたため、同旅行から Berkeley に戻ったときに荷物が届くように、逆算して (見計らって) 注文していたところなのですが、無事、Berkeley に戻った次の日 (5月24日) に本書を手にすることができ、同日、ただちに拝読・読了したという次第です。
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序章「庶民がお金持ちになれるたった一つの方法」では、本書の導入として、生まれながらの資産家でもない、会社の経営者でもない、世の中のほとんどが属しているごくごく「一般的な庶民」がお金持ちになるための方法が示されています。
ただし、特別なことが示されているわけではなく、「お金持ちになる方法を一文で表すと、「勤勉に働き、倹約に努め、堅実に運用する」ということになり、別の言い方をすれば、「収入を最大化し、支出を最小化し、運用利回りを最大化する」ということ」(22頁) という至極当たり前のことを強調しています。
第1章 本当は死ぬほど簡単な米国株投資
第1章「本当は死ぬほど簡単な米国株投資」では、投資をしたことがない典型的な日本人の読者を想定して、これらの人たちが抱いている「米国株投資に対する漠然とした不安」に対して、米国株投資は特に難しいものではないことを説明しています。
本書が想定している読者層は「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、米国株投資を始めるためのハードルを取り除くことを目的としている章ということになるかと思います。
第2章「米国株が最強すぎる理由を挙げたみた」では、資産運用、投資を始めると考えた場合に、なぜ債権ではなく株式投資なのか、そして、なぜ日本株ではなく米国株なのかについて、その理由が挙げられているところです。
一方、米国株投資の最適解の1つとしてあげられる「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みをそれぞれ挙げたうえで、どちらを採用するかは読者の判断に委ねています。
第3章 金が金を生む配当マネー・マシン その作り方
第3章「金が金を生む配当マネー・マシン その作り方」では、想定している読者層が「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、具体的な「金が金を生む配当マネー・マシンの作り方」を示しています。
そして、本章では、ほとんどの読者が知りたがっているであろう「バフェット太郎厳選!賢者のための黄金銘柄30種」が示されています。バフェット太郎さん保有の10銘柄のほかに、20銘柄が示されているわけです (ただし、ADR銘柄はありません) が、どのような銘柄が挙げられているかは、本書を購入するなどして確認してみていただければ幸いです。
第4章 ど素人投資家への正しい投資の技法
第4章「ど素人投資家への正しい投資の技法」では、クソダサい投資家の残念な投資法を参考にすることで、どのような投資方法を心掛けるべきかについて示されています。
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1.「再現性」が高い方法を紹介している。
多くの投資本では、短期で何億円も儲けたような人が自らの成功談を紹介 (自慢) している書籍が少なくないように思いますが、同じことを再現しようとしても、ほとんどうまくいかないと思います。
それに対して、本書で紹介されている方法は、私のようなごくごく普通の庶民でも再現できる方法であると思います。その意味で、サラリーマンなど多くの一般的な人々にとって参考になる方法が紹介されているということで、とても良心的であると思います。
2.「リスク」が低い方法を紹介している。
株式投資という以上、どうしてもリスクは避けられないわけではありますが、本書で紹介されている方法は、長期的な視点で見た場合、マイナスとなるリスクはかなり低いのではないかと思います (と言いましても、もちろんリスクはありますが・・・・・)。
本書が想定している読者層は「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、サラリーマンなどのごく一般的な読者を想定しているかと思いますが、このような人たちはなかなか高いリスクを負うことは難しいと思います。
本書で紹介されている方法は、そのようななかなかリスクを負うことのできないサラリーマンのような方であっても参考になることが書かれているのではないかと思います。
3.「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みを挙げている。
私としましては、「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みを挙げている箇所 (93-104頁) は、大変参考になりました。
私自身も、バフェット太郎さんと同じく、「米国株の高配当ディフェンシブ銘柄 (できれば、連続増配銘柄) に投資して、配当を再投資する」という「米国株配当再投資戦略」を実践しているところですが、最近、S&P500ETFの魅力も感じているところで、私の中でどのように理解するか悩んでいたところですが、今後の参考になりそうです。
1. 長期的な視点が必要である。
2018年5月現在、米10年国債利回りが急騰している結果、とりわけ、高配当の生活必需品株が急落しているという状況であり、このような時期は、どうしても、バフェット太郎さんが保有するディフェンシブ銘柄中心のポートフォリオの成績は芳しいものではありません。そのため、ここ1, 2年といった短い期間だけで評価するのであれば、あまりいいパフォーマンスとはいえないということになるかと思います。
しかし、本書で紹介されている方法は、長期的な視点に立って米国株投資をすることを考えている方にとっては、最適解の1つになりうるのではないかと思います。
ところで、長期的な視点という場合、どのくらいの期間を指すのかですが、1つしては「景気循環が一回りする期間」ということになるかと思います。すなわち、景気循環として【好況】(工業株、素材株、消費循環株)、【後退】(エネルギー株)、【不況】(消費安定株、公共株、ヘルスケア株、通信株)、【回復】(金融株、ハイテク株)、といった景気循環が少なくとも1周りする期間を指すのではないかと思います。
その期間は、3年かもしれませんし、10年かもしれませんし、もしかすると20年以上かかるのかもしれませんが、一般的には「7年」くらいが一つの目安になるのではないかと思います。
なお、私は、本業で定年を迎える「2041年3月の時点で、配当収入だけで十分に生活できるだけの金融資産を保有すること」を投資目標としており、その投資目標を実現するための手段として「米国株の高配当ディフェンシブ銘柄 (できれば、連続増配銘柄) に投資して、配当を再投資する」という「米国株配当再投資戦略」を実践しています。
一方、逆の言い方をすれば、長期的に物事を考えることができない方にとっては、本書で示されている方法を実践するのはなかなか難しいと思います。
2. すぐにお金持ちになれるわけではない。
多くの投資本では「短期間でお金持ちになる方法」について紹介しているものが少なくないと思いますが、本書でも指摘しているように、そのような投資本はほぼ「まぐれ」で儲けた方法を紹介するものであり、その後「再現」できる可能性はほぼゼロであると思います。
それに対して、本書は、短期間でお金持ちになれる方法が紹介されているわけではありませんが、長期的には、かなり高い確率でお金持ちになることができる方法が紹介されているのではないかと思います。
ただ、逆の言い方をすれば、「短期間でお金持ちになりたい」と考えている人にとっては、本書はほとんど参考にならないと思いますので、ご注意ください。
といいましても、膨大な量を誇るブログをこれから見直すのもなかなか大変でしょうし、本書は、バフェット太郎さんの考えのエッセンスが凝縮されていると思いますので、これまですでにブログを拝読したことのある方であっても重宝するのではないかと思います。
そして、何より、本書は、長期的にゆっくりとではあっても確実にお金持ちになりたいと考えている人で、これから投資を始めてみようと考えている人にとっては、とても参考になる投資本であると思います。
もっとも、本書を読んだ後は、本書207頁で紹介されている8冊の書籍も拝読することを強くオススメしておきます。私は、これらすべての書籍を拝読したことがありますが、どの書籍もとてもオススメできる書籍であると思います。ちなみに、これらの書籍は、現在の私に大きな影響を与えた書籍ばかりです。
Best wishes to you !!
バフェット太郎さんは、米国株ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)」を管理しているカリスマブロガーさんです。私も、このブログを毎日拝読させていただいています。
現在、米国に滞在中ということで、amazon の Kindle版を購入したいと考えていたところですが、Kindle版の出版予定はないということでしたので、帰国する2018年9月以降に購入することも考えていたのですが、やはりできる限り早く拝読してみたいと考えて、amazonで購入したという次第です。
ただし、5月はグランドサークル、ヨセミテ旅行に出かけることが決まっていたため、同旅行から Berkeley に戻ったときに荷物が届くように、逆算して (見計らって) 注文していたところなのですが、無事、Berkeley に戻った次の日 (5月24日) に本書を手にすることができ、同日、ただちに拝読・読了したという次第です。
株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人にとって、本書は大変参考になる良書であると思います。
本書を拝読した感想ですが、本書でも示されていますように、本書は「これから投資を始めてみようかなと考えている11年前のぼくに向けて書いた」、「まさに「そろそろ副業的に投資でも始めてみようかな」と考えている20〜40代のサラリーマンにピッタリの内容」(13頁) の本であり、株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人にとって大変参考になる良書であると思います。本書の目次
本書の目次は、以下の通りです。はじめに
序章:庶民がお金持ちになれるたった一つの方法
マイホーム購入なんてクソダサい投資を平気でやる日本人
米国株投資でローリスクに1000万円稼いじゃった件
第1章:本当は死ぬほど簡単な米国株投資
米国株投資なんてスタバでフラペチーノ飲むくらいカンタン
米国株投資家のための秘密の情報源
「米国株ってどこで買うの?」って人へ基礎のキから教えます!
第2章:米国株が最強すぎる理由を挙げてみた
200年間の資料を調べた結果「債権より株式」って証明された
配当投資するなら絶対アメリカ!っていうこれだけの根拠
ガラケー→iPhoneくらい日本株→米国株は自然な流れ!
為替・税のリスクを補ってあまりある米国株の最強っぷり
米国株はブームじゃなくってこれからのスタンダード
株式に長期投資してないとインフレで悲鳴上げて死ぬかもよ
プロが銘柄分析とか色々しても市場平均にすら勝てない現実
世界の投資賢者が進める黄金のポートフォリオ
S&P500ETFより配当再投資はスゴイかも!
第3章:金が金を生む配当マネーマシン その作り方
安定したCF+還元に積極的 この2点が長期保有すべき配当銘柄
8~16銘柄への分散投資がカルピスでいう「おいしい薄め具合」
本当は難しいバリュエーション投資
高営業CFでもセクター分散しなければハイリスク
素人にはバリュー株投資がオススメ ただし下落に動じるな!
配当を再投資する・しないで7億円以上の違いが出ちゃった!
バイバック株投資にはゴミ株に買い向かう勇気が必要
さあっ!最強のマネーマシンを作ろう!
バフェット太郎厳選!賢者のための黄金銘柄30種
第4章:ど素人投資家への正しい投資の技法
カンタンなルールに従うロボット投資家たれ
「みんなの意見」って大体クソ 自分の投資スタイルは崩さない
クソダサい投資家の「残念な投資法」一覧
なぜ臆病な投資家ほど儲かるのか
「バブルじゃない」って思うほどバブルだったりする
地味だけど大切な積立投資とリバランス
「わかる未来」への投資は競馬やパチンコとはやっぱ違うでしょ
米国株の未来予測①2034年まで強気相場!
米国株の未来予測②利回り格差マイナスからプラス時に大暴落
おわりに
各章ごとの紹介
序章 庶民がお金持ちになれるたった一つの方法序章「庶民がお金持ちになれるたった一つの方法」では、本書の導入として、生まれながらの資産家でもない、会社の経営者でもない、世の中のほとんどが属しているごくごく「一般的な庶民」がお金持ちになるための方法が示されています。
ただし、特別なことが示されているわけではなく、「お金持ちになる方法を一文で表すと、「勤勉に働き、倹約に努め、堅実に運用する」ということになり、別の言い方をすれば、「収入を最大化し、支出を最小化し、運用利回りを最大化する」ということ」(22頁) という至極当たり前のことを強調しています。
第1章 本当は死ぬほど簡単な米国株投資
第1章「本当は死ぬほど簡単な米国株投資」では、投資をしたことがない典型的な日本人の読者を想定して、これらの人たちが抱いている「米国株投資に対する漠然とした不安」に対して、米国株投資は特に難しいものではないことを説明しています。
本書が想定している読者層は「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、米国株投資を始めるためのハードルを取り除くことを目的としている章ということになるかと思います。
第2章 米国株が最強すぎる理由を挙げたみた
第2章「米国株が最強すぎる理由を挙げたみた」では、資産運用、投資を始めると考えた場合に、なぜ債権ではなく株式投資なのか、そして、なぜ日本株ではなく米国株なのかについて、その理由が挙げられているところです。
一方、米国株投資の最適解の1つとしてあげられる「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みをそれぞれ挙げたうえで、どちらを採用するかは読者の判断に委ねています。
第3章 金が金を生む配当マネー・マシン その作り方
第3章「金が金を生む配当マネー・マシン その作り方」では、想定している読者層が「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、具体的な「金が金を生む配当マネー・マシンの作り方」を示しています。
そして、本章では、ほとんどの読者が知りたがっているであろう「バフェット太郎厳選!賢者のための黄金銘柄30種」が示されています。バフェット太郎さん保有の10銘柄のほかに、20銘柄が示されているわけです (ただし、ADR銘柄はありません) が、どのような銘柄が挙げられているかは、本書を購入するなどして確認してみていただければ幸いです。
第4章 ど素人投資家への正しい投資の技法
第4章「ど素人投資家への正しい投資の技法」では、クソダサい投資家の残念な投資法を参考にすることで、どのような投資方法を心掛けるべきかについて示されています。
本書の優れている点
本書が優れていると思われる点は、以下の3点です。1.「再現性」が高い方法を紹介している。
多くの投資本では、短期で何億円も儲けたような人が自らの成功談を紹介 (自慢) している書籍が少なくないように思いますが、同じことを再現しようとしても、ほとんどうまくいかないと思います。
それに対して、本書で紹介されている方法は、私のようなごくごく普通の庶民でも再現できる方法であると思います。その意味で、サラリーマンなど多くの一般的な人々にとって参考になる方法が紹介されているということで、とても良心的であると思います。
2.「リスク」が低い方法を紹介している。
株式投資という以上、どうしてもリスクは避けられないわけではありますが、本書で紹介されている方法は、長期的な視点で見た場合、マイナスとなるリスクはかなり低いのではないかと思います (と言いましても、もちろんリスクはありますが・・・・・)。
本書が想定している読者層は「株式投資、とりわけ、米国株投資をこれから始めようと考えている人」ということで、サラリーマンなどのごく一般的な読者を想定しているかと思いますが、このような人たちはなかなか高いリスクを負うことは難しいと思います。
本書で紹介されている方法は、そのようななかなかリスクを負うことのできないサラリーマンのような方であっても参考になることが書かれているのではないかと思います。
3.「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みを挙げている。
私としましては、「S&P500ETF」と「配当再投資」それぞれの強み・弱みを挙げている箇所 (93-104頁) は、大変参考になりました。
私自身も、バフェット太郎さんと同じく、「米国株の高配当ディフェンシブ銘柄 (できれば、連続増配銘柄) に投資して、配当を再投資する」という「米国株配当再投資戦略」を実践しているところですが、最近、S&P500ETFの魅力も感じているところで、私の中でどのように理解するか悩んでいたところですが、今後の参考になりそうです。
本書の注意点
本書の注意点として、以下の2つをあげておきたいと思います。1. 長期的な視点が必要である。
2018年5月現在、米10年国債利回りが急騰している結果、とりわけ、高配当の生活必需品株が急落しているという状況であり、このような時期は、どうしても、バフェット太郎さんが保有するディフェンシブ銘柄中心のポートフォリオの成績は芳しいものではありません。そのため、ここ1, 2年といった短い期間だけで評価するのであれば、あまりいいパフォーマンスとはいえないということになるかと思います。
しかし、本書で紹介されている方法は、長期的な視点に立って米国株投資をすることを考えている方にとっては、最適解の1つになりうるのではないかと思います。
ところで、長期的な視点という場合、どのくらいの期間を指すのかですが、1つしては「景気循環が一回りする期間」ということになるかと思います。すなわち、景気循環として【好況】(工業株、素材株、消費循環株)、【後退】(エネルギー株)、【不況】(消費安定株、公共株、ヘルスケア株、通信株)、【回復】(金融株、ハイテク株)、といった景気循環が少なくとも1周りする期間を指すのではないかと思います。
その期間は、3年かもしれませんし、10年かもしれませんし、もしかすると20年以上かかるのかもしれませんが、一般的には「7年」くらいが一つの目安になるのではないかと思います。
なお、私は、本業で定年を迎える「2041年3月の時点で、配当収入だけで十分に生活できるだけの金融資産を保有すること」を投資目標としており、その投資目標を実現するための手段として「米国株の高配当ディフェンシブ銘柄 (できれば、連続増配銘柄) に投資して、配当を再投資する」という「米国株配当再投資戦略」を実践しています。
一方、逆の言い方をすれば、長期的に物事を考えることができない方にとっては、本書で示されている方法を実践するのはなかなか難しいと思います。
2. すぐにお金持ちになれるわけではない。
多くの投資本では「短期間でお金持ちになる方法」について紹介しているものが少なくないと思いますが、本書でも指摘しているように、そのような投資本はほぼ「まぐれ」で儲けた方法を紹介するものであり、その後「再現」できる可能性はほぼゼロであると思います。
それに対して、本書は、短期間でお金持ちになれる方法が紹介されているわけではありませんが、長期的には、かなり高い確率でお金持ちになることができる方法が紹介されているのではないかと思います。
ただ、逆の言い方をすれば、「短期間でお金持ちになりたい」と考えている人にとっては、本書はほとんど参考にならないと思いますので、ご注意ください。
ちなみに、バフェットも指摘しているように、ほとんどの人は「ソッコーでお金持ちになりたい」(本書180頁)と考えていますので、長期的にゆっくりとお金持ちになろうと考えるのはなかなか難しいことかもしれません。
おわりに
正直なところ、本書の多くの部分は、バフェット太郎さんのブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)」で拝読したことのある内容であり、普段、同ブログを拝読している方にとっては、あまり目新しい視点はないのではないかと思います。といいましても、膨大な量を誇るブログをこれから見直すのもなかなか大変でしょうし、本書は、バフェット太郎さんの考えのエッセンスが凝縮されていると思いますので、これまですでにブログを拝読したことのある方であっても重宝するのではないかと思います。
そして、何より、本書は、長期的にゆっくりとではあっても確実にお金持ちになりたいと考えている人で、これから投資を始めてみようと考えている人にとっては、とても参考になる投資本であると思います。
もっとも、本書を読んだ後は、本書207頁で紹介されている8冊の書籍も拝読することを強くオススメしておきます。私は、これらすべての書籍を拝読したことがありますが、どの書籍もとてもオススメできる書籍であると思います。ちなみに、これらの書籍は、現在の私に大きな影響を与えた書籍ばかりです。
Best wishes to you !!