
- 「地球の歩き方」にも書いてありますが、エジプトの観光地での「客引き」(土産物屋 & ラクダ引き、ボート等の勧誘) は最悪です。「No thanks」といくら言っても関係なく、しつこく勧誘してきますし、人によっては、勝手に土産物を腕の間に入れてきたり、腕を摑まえて話そうとしなかったり、帽子を取ろうとする者までいました。「しつこい」ということを通り超えて、「タチが悪い」という印象です。本当に「最悪」でした。
- 大人だけではなく、子どももタチが悪かったです。子どもがかわいいと感じなかったのは初めてです。
- 当初は、「No thanks」と声を出していましたが、全く効果がなかったので、次に、「中国人だ」と答えてみたのですが、それでもあまり効果がなかったので、結局は、「ガン無視」するようになりました。
- さらに、土産物屋を移動するときは、できる限り「ツアー客と一緒」に出口を出て、(欧米のツアー客と一緒に出口をでたときでも)「ママに怒られるので・・・」と言ったところ、意外とうまくいきました。帽子を目深くかぶっていたら、意外とばれないようです。
- 以上の最悪の状況の1つの原因として、「アラブの春」以降、観光客が激減していることがあげられるように思います。どの観光地に行っても、観光客はあまりいませんでした。
- 一方、公共交通機関では、周りのエジプト人に親切にしてもらいました。観光地だけの人々を見るだけであれば「エジプト人は最悪」という印象ですが、一般の人はいい人が多いように思います。
- ただし、エジプト人の多くは、「日本人と中国人と韓国人の違い」がわかっていないようです。よく「ニイハオ」と話しかけられたので、「中国人ではない。日本人だ」と答えたところ、また「ニイハオ」と言われることが多かったです。
- 「日本人だ」といった場合に言われる日本語ですが、「サラバジャ」が一番多かったです。日本で「サラバジャ」と言っている日本人を見たことがないのですが・・・。
- エジプトでは、咳が止まりませんでした。砂漠の黄砂のほか、自動車の排気ガス、タバコが原因だと思われます。「マスク」を持参しなかったことを本当に後悔しました。
- カイロの「交通渋滞」も予想以上でした。直線距離で3kmほどを移動するのに1時間以上もかかるとは予想外でした。しかも、バスの中も満員でしたので、たしかに旅行者は、タクシーを利用する方がよさそうです。
- 一方、カイロの地下鉄は、本数も多そうでしたし、渋滞もないため時間的にも効率よく移動することができました。
- 「マイクロバス」も、循環経路さえわかっているのであれば、重宝します。ただし、1) ワゴン車を改造しただけのもので、2) 行き先も何も表記させていないので、注意が必要です。
- 食事ですが、エジプト料理は、私の口には合いませんでした。ほとんどフルーツばかり食べていたこともあり、今日、体重を測定したところ「42kg」しかありませんでした。
- 全体を総括しても、エジプトでは、あまり「個人旅行」はお勧めしません。本当に疲れました。エジプトを観光するという場合には「ツアー」の方がいいような気がしました。
- 「世界の古代遺跡」の中でまだ訪問していなくて、今後訪問したいところはカンボジアのアンコールワットくらいになりました。少なくとも、中東の古代遺跡として、エジプトのほか、ペトラ遺跡にも行きましたが、ともに客引きは最悪で、「中東はもういいかな」というのが現在の実感です。
Best wishes to you !!