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 本日 (2018年6月9日) は、1日中、ワシントン D.C. (Washington D.C.) を観光しました。まず観光したのは、アメリカ議会図書館 (Library of Congress) の1つであるトーマス・ジェファーソン館 (Thomas Jefferson Building) です。

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アメリカ議会図書館 (Library of Congress) の場所



 以上の地図からもお分かりいただけますように、アメリカ議会図書館 (Library of Congress) は、連邦最高裁判所 (The Supreme Court of the United States) や連邦議会議事堂 (United States Capitol) の近くにあります。

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アメリカ議会図書館 (Library of Congress) とは?

 アメリカ議会図書館 (Library of Congress) は、連邦議会議事堂の東隣にあり、世界最大を誇る調査研究を目的とした図書館です。図書館の中枢は蔵書ですが、書籍にとどまらず、印刷物、音声資料、写真、地図、楽譜、映画、原稿など、あらゆる分野のものを所蔵しています。

 アメリカ議会図書館は、ジョン・アダムス大統領が首都をワシントンに移転する法案に著名した1800年に、連邦議事堂内に創立されました。しかし、その後、1814年8月にアメリカに侵攻してきたイギリス軍によって焼き払われてしまいました。その損失を補填するために、当時すでに退職してモンティチェロに在住していたトーマス・ジェファーソン大統領が自らが所有する蔵書の提供を申し出たことで、議会図書館の基礎が築かれたそうです。

 なお、議会図書館のコレクションの安全性確保の重要性を考慮して、議会図書館は、連邦議会議事堂の中ではなく、別棟として、連邦議会議事堂の東隣に建設されました。

 アメリカ議会図書館は、以下の3つの建物から成り立っています。
  • トーマス・ジェファーソン館 (Thomas Jefferson Building) 
  • ジョン・アダムス館 (John Adams Building)
  • ジェームス・マディソン記念館 (James Madison Memorial Building)

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トーマス・ジェファーソン館 (Thomas Jefferson Building)

 以上3つのアメリカ議会図書館の施設の中で、中心となる本館が、1897年に開館して100年以上の歴史を持つ「トーマス・ジェファーソン館」です。名称からもお分りいただけますように、議会図書館の歴史上大きな貢献を果たしたジェファーソンに敬意を表して、1980年に、この建物は「トーマス・ジェファーソン・ビルディング(ジェファーソンビル)」と名付けられました。

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トーマス・ジェファーソン館の見所

 トーマス・ジェファーソン館の見所は、以下のものがあげられると思います。


大ホール (Great Hall)

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グーテンベルグ聖書 (The Gutenberg Bible)

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円形閲覧室 (The Circular Reading Room)

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ジェファーソン図書館 (Thomas Jefferson's Library)

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ツアーに参加するという場合、集合場所と時間にご注意ください。

 当初、私は、館内をめぐるツアーに参加する予定でした。「地球の歩き方」に、月曜から土曜の10:30〜15:30に、1時間間隔で「ジェファーソン館の入口より出発」とありましたので、10時30分前には建物の入口のところに到着していたところです。

 しかし、結論から言うと、集合場所は、館内の中の地下の一角のところに集合する必要がありました。すなわち、集合時間よりもかなり前に建物に入っておき、セキュリティーチェックも済ませ、建物の入口の階ではなく、いったん地下まで降りる必要がありました。

 しかも、このツアーはかなり人気のようで、建物に入った後、気づくのが遅くなってしまった結果、私が到着したときには「満席」でした。次のツアーまで待つとするとさらに1時間待つ必要がありましたので、結局、私はツアーに参加することを断念することとしました。
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 ぜひともツアーに参加しようと考えている方は、ツアーの予定時刻の前に余裕を持って建物の中に入って (セキュリティーチェックも済ませて)、集合場所の地下のところに行くようにしてください。

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議会図書館の利用カードを発行してもらうことも可能

 写真付きのIDがあれば、議会図書館の利用カードを発行してもらうことができます。アメリカ議会図書館では、アメリカ国内の資料ばかりでなく、日本を含む世界各国の資料も数多く蔵書されています。そのため、もしアメリカ議会図書館で資料を収集したいと考えているのであれば、ぜひ利用カードを発行してもらうことをオススメしておきます。

 私は、日本にない資料でも、アメリカ議会図書館であれば手に入る資料があるかもしれないと考えて、本日、さっそく利用カードを発行していただきました。トーマス・ジェファーソン館の中で発行手続きをすることができますが、場所は職員の方に伺ってみてください。

 ちなみに、10分くらいですぐにカードを発行していただくことができました。また、ただちに図書館の中に入ることもでき、円形閲覧室の中にも入ることができました。ただし、円形閲覧室の中は「写真撮影禁止」です。

 それにしても、アメリカ国民だけでなく、世界中の人間に対して所蔵する資料を公開しているというのは驚きです。アメリカという国の懐の深さを感じました。

Best wishes to you !!


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