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 本日 (2018年6月10日) も、1日中 Washington D.C. を観光しました。まず観光したのは、ホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) です。ホロコースト記念博物館を訪問するのは、10年振り、2回目となります。

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ホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) の場所



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ホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum)

 常設展の館内は「写真撮影禁止」ということで、建物の外からの外観と、常設展に入る前のエントランスのところの写真しかありません。
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ホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) 常設展の見学コース

 ホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) は、「ホロコースト」(ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺) というシリアスなテーマであるにもかかわらず、非常に多くの人々が訪問していました。

 常設展ですが、3月から8月の間は入場整理券 (無料) が必要なようで、最後の写真は、入場整理券を確保するための列です。入場整理券には入場できる時間帯が記されていて、その時間になったら常設展に入館することとなります。

 常設展は4階から地下1階までありますが、まずエレベーターで4階までに上がることになります。見学コースとしては、4階から下の階に降りていくことになります。

 常設展を見学するにあたっては、まずはエレベーターで4階までに上がることになるわけですが、エスカレーターに乗る前に、小さなパスポートサイズの冊子を受け取るように指示されます。この冊子には実際に収容所で亡くなった方の写真やプロフィールや亡くなった日付などが記載されています。

 4階は「The Nazi Assault 1933-1939」(1933年から1939年までのナチスの暴力) がテーマとなっています。第二次世界大戦前、ナチス・ドイツがどのように台頭し、ホロコーストを遂行するために、どのような考えのもと、国民の洗脳等、どのような布石を打ってきたのかについて、映像や写真で振り返ることとなります。

 3階は「The Final Solution 1940-1945」(最終回答) がテーマとなっています。ナチスの最終回答は「ホロコースト」だったわけですが、ナチス・ドイツが組織的な大虐殺へと至った経緯がわかるように展示されています。

 2階は「The Last Chapter」(最終章) がテーマとなっています。ナチス・ドイツの敗戦により、ユダヤ人を連合国軍が解放する様子が展示されていて、ヨーロッパにあるホロコーストの博物館とは違うアメリカの立場からの視点となっています。

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過去の過ちについて、目を背けることなく、心に刻むためにも、ぜひホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) を訪問してみてください!!

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 私は、実際にホロコーストが行われた現場である、ポーランドの世界遺産「アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所 (1940年-1945年)」(Auschwitz Birkenau German Nazi Concentration and Extermination Camp (1940-1945)) も訪問したことがあります。

【関連記事】アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所 (Obóz Koncentracyjny Auschwitz-Birkenau)


 ポーランドのアウシュヴィッツでは、実際の現場や多くの現物を実際に目の当たりにすることで、文字通り五感を駆使して体感することができたのに対して、ワシントンD.C.では、多くの現物を目の当たりにすることができるというわけではありません。

 しかし、展示されている写真や映像の量は圧倒的なものがあります。そして、なかなか直視することができない、数多くの残酷な写真や映像を脳裏に刻むことによって、ホロコーストとはどのようなものであったのかについて体感することができると思います。

 ナチス・ドイツのしたような過ちは、誰でも犯す可能性 (危険性) があることを認識しつつ、しかし、二度とこのような過ちを犯さないようにするにはどうすればよいのかについて、我々全員が考えていく必要があるように思います。

 そのためにも、まずは過去の過ちについて、目を背けることなく、心に刻む必要があるように思いますが、その点からみても、ホロコースト記念博物館を訪問することは、戦争の愚かさや平和の意味を考える貴重な機会になると思います。

 ワシントンD.C.を訪問する機会に恵まれた際には、ぜひホロコースト記念博物館 (United States Holocaust Memorial Museum) も訪問してみてください。

Best wishes to everyone !!


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